金魚の稚魚・赤ちゃんの成長速度と生存率 成長過程・色変わり

金魚の稚魚・赤ちゃんの成長速度と生存率 成長過程・色変わり

金魚の稚魚・赤ちゃんの成長速度と生存率 成長過程・色変わり

金魚の稚魚
金魚の稚魚

金魚の稚魚がなんだかなかなか大きくならない?うちの稚魚は成長が遅い?金魚の稚魚の成長速度ってどのくらい?一か月でどの位成長するの?金魚の稚魚を育てていくうえで気になる成長速度や生存率についてご紹介いたします。

稚魚の成長速度と生存率

金魚の稚魚の成長速度と生存率に大きく影響を与える要因は水温・餌・太陽の光です。

稚魚が元気に成長する適正水温は20℃を中心に16℃〜25℃までとされており、稚魚育成はその水温範囲におさめるべきなのです。この範囲を下回る水温は卵の孵化を遅らせる上に稚魚の成長にも悪影響を与えることが多くあります。

逆に高水温は細胞分裂を早め孵化を早めますが、尾の開きが悪い金魚や奇形の金魚が増える可能性が高まるのでお勧めできません。

適正水温で管理された水槽で順調に成長した金魚の卵は産卵後5日程度で孵化します。孵化後2、3日はヨークサックと呼ばれるお腹にある栄養補給器官から栄養をとるので餌を与える必要はありません。

また、餌を探すこともない稚魚は環境に適応するまでじっとしていることが多いものです。その後、餌を探して元気に泳ぎだしますが、稀に底の方に沈み動かない稚魚がいます。

そのような稚魚は成長過程に問題を抱えていることが多いため、その後の成長にも影響が出ることが多いものです。この時点で選別淘汰し、元気な稚魚だけにしておきましょう。

元気な稚魚がこの期間を過ぎてすぐに餌にありつけるかどうかでその後の稚魚の生存率が大きく変わります。稚魚の餌の準備に遅れると稚魚が餓死してしまい、全滅してしまうことさえありますので前もってしっかりと稚魚の餌を準備しておきましょう。

金魚の稚魚は糸屑のように小さいので普通の人工飼料や赤虫・イトメなどは大きすぎて食べられませんのでミジンコとブラインシュリンプを準備しておきましょう。

ここで「ミジンコとブラインシュリンプ」と表記したのは、敢えて両方投入することをお勧めしたいからです。大きさで言うとミジンコはブラインシュリンプよりも大きく育成初期には金魚の稚魚が食べることができません。

ではなぜ入れるのか?それはミジンコが植物プランクトンや原生動物を食べてくれるため水質浄化に一役かうからです。初めのうちはブラインシュリンプを餌として成長し、その後ミジンコも食べられるようになるので双方ともにいずれは稚魚の餌となります。

餌をしっかり食べられれば、孵化後10日ほどで5mm程度の大きさまで成長し、尾の形に変化が現れます。その後は20日で10mm、30日で20mmと日に日に大きくなっていくのがわかります。20mmにもなれば、赤虫やイトメも食べられるようになるのでブラインシュリンプは必要なくなります。

このくらいの日数で適正な大きさになることが望ましく、あまりにも小さ過ぎて成長が遅く感じる時には何かしらの成長要素が不足しているのかもしれません。

稚魚が大きくならない理由

稚魚が大きくならない理由にはやはり水温・餌・太陽の光が大きく関係しています。

餌の不足は成長速度を落とす大きな要因の一つ

稚魚がいつでも餌にありつけるように常に植物プランクトンや動物プランクトンが豊富にいる状態が望ましいものです。

屋外飼育の方がグリーンウォーターなどの管理がしやすく、そのような環境を維持しやすいため稚魚の成長速度が速くなる傾向があります。

室内飼育であれば1日3回、明るい時間帯に与えるようにしましょう。はじめのうちは餌は多いくらいに与えて問題ありません。

ブラインシュリンプの食べ残しが出るくらい与え、稚魚育成で一番難しい初期の段階を乗り越えるようにします。順調に育ち、赤虫などが食べられるようになったら徐々に餌の量を調整していくようにしましょう。

ここでは稚魚の成長速度を上げるための方法を説明していますので、水質管理についてはまた別の話になります。もちろん水質管理も大事な要素ですのでこちらも合わせてごらんください。

太陽の光や照明が不足していると稚魚の成長が遅れる

太陽の光は金魚だけでなく、地球上に生息する多くの生物の体を形成するのに必要不可欠な栄養素を作り出します。よって陽の光に当たらない稚魚は成長に必要な栄養素が不足しがちになり、成長が遅れることがあります。

室内飼育では照明を用意するか、カーテン越しの窓辺などに水槽を置き、太陽の光に当ててあげるようにすると良いでしょう。

この時、水温の上昇には注意が必要です。先にも述べましたが、水温の管理がしっかりできていないことも稚魚の成長が遅れる原因の一つです。

昼間は適正水温でも夜になると適正水温から外れてしまう。もしくは日中に太陽の熱により適正水温を超えてしまう。そのような時にも水温対策をするようにしましょう。

高水温対策にはすだれなどで日陰を作るなどの対策が必要となり、低水温対策にはヒーターを使用し、ヒーターの設定を18℃くらいにし、水温が下がり過ぎないように管理するようにします。

一日の中で最低水温と最高水温が記録できるデジタル水温計などを活用して水温を管理する方法もあります。

稚魚の成長過程と色変わり

金魚の稚魚は生まれてすぐの頃は親とは似ても似つかない色をしています。

順調に成長した稚魚はいつ頃から親と同じような色になる「色変わり」を始めるのでしょうか。

個体差や飼育環境によって色変わりの時期がずれることがありますが、孵化後30日を超え、50日くらいまでには体色の変化が見られるようになります。

室内で飼育している稚魚よりも屋外で飼育している稚魚の方が色合いが良くなることが知られており、太陽の光(紫外線)にあたることで赤色の色合いが鮮やかになるとされています。

金魚の繁殖・稚魚飼育カテゴリの最新記事