金魚の産卵の兆候とは 卵の産ませ方と妊娠の見分け方

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金魚の妊娠

金魚の産卵時期になり、なんだかいつもと様子が違う。

もしかしたら産卵の兆候?

そんな金魚の産卵の兆候から妊娠の見分け方などをご紹介いたします。

金魚のお腹が膨らんでいるのは卵を抱えているのか?

それとも何かの病気なのか?

そんな抱卵と病気の違いについてもあわせてご紹介いたします。

金魚の産卵の兆候とは

金魚の産卵の兆候は季節と金魚の状態の二つの要素から判断ができます。

季節的には水温が20℃を超えるくらいの春から秋にかけて行われます。

金魚の状態でいうと一番特徴的で気付きやすいのが雌の金魚のお腹の膨らみ具合でしょう。

餌をあげる前に金魚を確認し、雌の尻尾に近い下腹部が膨らんでいたら卵を抱えている可能性が高くなります。

雌の金魚は卵を抱えお腹が大きくなると泳ぎにくくなるのか、水槽の底の方でじっとしていたり水草の影に隠れているようなことが多くなります。

品種や飼育環境によって繁殖行動にも違いが現れるのであくまでも一般的な産卵の兆候についての話になりますが、金魚の繁殖行動は雄が雌を追いかけ回して体を擦り付けたり、お腹を突いたりして産卵を促します。

雄が雌を追いかけ回す追尾行動が頻繁に見られるようになったら産卵間近と考えて良いでしょう。

初めてこの追尾行動を見ると金魚同士の喧嘩やいじめのように感じてしまい、隔離を考えてしまうこともありますが、これは金魚の繁殖行動ですので必要なことと考え見守ってあげましょう。

金魚の卵の産ませ方

繁殖行動が見られてもなかなか産卵が始まらない時などは雌が追いかけ回されるストレスなどで弱ってしまいますので産卵を促すようにしましょう。

水換えなどによる水質の変化や急激な水温の上昇によって産卵のスイッチが入ることもありますのでいつもより水換えの回数を増やすなどの作業を取り入れると良い結果に繋がることもあります。

長期的な観点からの金魚の卵の産ませ方を考えると冬と春の季節をしっかり感じさせることが大切です。

雌の金魚は冬を感じると産卵の準備に入り、卵をお腹の中に作り出すようになります。

その際アカムシやミジンコなどの栄養価の高い餌を与えると良いとされています。

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暖かくなってきたら水温を20℃以上に保ち、太陽の出ている時間にあわせて日照時間をコントロールすることも大切な要素です。

金魚の産卵には日照時間が大きく影響しているとされており日照時間が長くなることで春を感じて子孫を増やすとも言われています。

よって室内飼育などで照明の設置がない水槽などでは金魚の生態リズムが崩れ産卵時期の把握ができなくなることもあります。

その点屋外の池などで飼育されている金魚は自然と季節を感じられるため産卵しやすくなるのです。

もし室内飼育で産卵の兆しが見られないような時は屋外のビオトープ飼育などに切り替えてみると変化が現れるかもしれません。

金魚の抱卵が確認できたら産卵し易い場所を作ることも大切です。

水草や浮き草など卵を産みつけ易い場所を作ることで雌の金魚は安心して卵を産むことが出来ます。

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金魚の妊娠の見分け方

金魚の妊娠というと語弊があるかもしれませんが、金魚が卵をお腹に抱えて産卵間近の状態のことをここではわかりやすく金魚の妊娠と表現します。

金魚は雌が卵を産んでから雄が精子をかけて受精させる体外受精ですので雌がお腹に卵を抱えている状態では正確には妊娠とは呼ばず、抱卵と呼びます。

金魚の抱卵(妊娠)状態を見分けるには雌の下腹部の膨らみ具合で判断します。

金魚が抱卵(妊娠)すると雌のお腹の中に卵ができてくるので下腹部が膨らんで横幅も出てきます。

金魚の病気にもお腹が膨らむような症状が見られることがありますが、抱卵している金魚は肛門付近が横に膨らみ、病気の金魚はお腹全体が膨らんだり、下の方に膨らむのでよくみると違いがわかるはずです。

産卵時期・季節でもないときに金魚のお腹が膨らんでいるような時も病気の可能性があります。

卵を抱えた雌は動きが鈍くなることもありますが、病気になり体調を崩している金魚とは明らかに様子が違いますのでお腹の膨らみだけで判断するのではなく、金魚の健康状態を見ながら判断しましょう。

余談ですが、金魚は雌一匹でも抱卵はしますのでお腹が大きくなることもあります。

そのような時は時期が来るとそのまま産卵が行われ産まれた卵は無精卵となります。

金魚の産卵の兆候が見られたら卵を育てる準備

金魚の産卵の兆候が見られたら、卵を育てる準備をしなければなりません。

金魚の卵は生まれたらそのまま放置しておけば勝手に育つものでもありません。

特に室内の水槽飼育などでは卵の孵化率や生存率が著しく低下してしまいますので、飼育者としてしっかりとした世話が必要になってきます。

金魚の産卵の兆候まとめ

  • 金魚の産卵の兆候が見られるのは水温が20℃を超えるあたりの春から秋にかけて。
  • 雌の金魚の下腹部が膨らみ横幅も出てくる。じっとしていることはあるが、病気の金魚とはお腹の膨らみ方に違いがあるので見極めが大切。
  • 雄が雌を追いかけ回すようになると繁殖行動が始まっている。
  • 雌の金魚が卵を産みやすいように産卵床となる水草や浮き草などを入れて産卵を促す。
  • 水質や水温の変化に刺激を受けて産卵が促進されることも多いので水換えなどで産卵を促す方法もある。

今回は金魚の産卵の兆候・卵の産ませ方についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

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