金魚の色が薄くなる・白くなる 色落ちの原因と色揚げの方法

2019年10月22日

色落ちした金魚

金魚が白くなるのはなぜ?

金魚の色落ち・色抜けはなぜ起こる?

金魚の色落ちの原因と色揚げの方法を知りたい。

金魚の色が変わるのはなぜ?

こんな金魚が白くなる色抜けや色落ちの原因と色揚げの方法についてご紹介いたします。

金魚が白くなる原因

室内の水槽などで金魚を飼育しているとだんだん金魚の色が薄くなってしまう色抜け(色落ち)が起こることがありますが、この症状には幾つかの原因があると考えられています。

金魚が赤や黒の綺麗な色をしているのにはカロテノイドやメラニンと呼ばれる天然に存在する色素が関係しています。

この色素の増減により金魚の色合いが変化していきます。

色落ちの原因と色揚げの方法

金魚の赤色の素となるカロテノイドは金魚自身が生成することのできない色素成分のため餌から吸収しなければなりません。

屋外飼育では水中に繁殖するプランクトンなどを食べることによって色素成分を蓄えているとされています。

しかし屋外の池などに比べると屋内の水槽環境では植物性プランクトンや動物性プランクトンが上手く繁殖しないため必要な栄養素が不足気味になってしまいます。

このような問題を解決するために考えられた餌が不足気味な栄養素を補うことのできる色揚げ用の餌です。

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金魚の色合いをよくするには屋外飼育がおすすめ

もうひとつの色素であるメラニンですが、この色素はよく聞く名前でもあり日光浴から得られる、つまり日焼けです。

あまり外に出ないで部屋の中ばかりで遊んでいて真っ白な子供と対照的に外を駆けずり回り真っ黒に日焼けした子供を比べるとわかるようにお日様の光を浴びることにより金魚の体色にも変化が現れます。

金魚を卵から室内で孵化させ育てているとなかなか濃い赤色にならずにぼやけた感じの黄色になりがちなのです。

このような理由から金魚の色合いを良くすると言った観点で話をすると屋外の池などで飼育したほうが金魚の綺麗な色を出すことができるようになります。

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室内飼育では照明を利用

各家庭の事情もありますので、やはり屋内での水槽飼育が主流となってしまいますが、そのような時には観賞魚用の照明を利用する方法もあります。

金魚水槽となると熱帯魚水槽や水草水槽に比べるとやはり照明の必要性が低く受け止められているようで飼育者が観賞する際に明るくしたいと言った理由から設置されることが多いようです。

しかし金魚の成長や健康面から考えても太陽の役割を果たす照明は大切なファクターですので、1日10時間から12時間位は照明をつけてあげるようにしましょう。

また照明の点灯に対しては自動タイマーなどを利用して規則正しい点灯を心がけるようにしましょう。

不規則な点灯は金魚の生活リズムを狂わせ体調不良の要因になることがありますので注意してください。

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お日様の光が金魚にはいいと言ったお話をしますと考えられる方法として水槽を直射日光の当たる場所に置けばいいのでは?という考えも浮かんできますが、その様な方法はあまりお勧め出来ません。

その理由は金魚の色合いだけを考えれば効率のいい方法かもしれませんが、直射日光の当たる室内は想像以上に水温の上昇が激しいもので特に夏の暑い日などになると水量の少ない水槽や金魚鉢などでは金魚の生命を脅かすほどの高水温にもなりますので注意してください。

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飼育環境が色合いを左右する

他にも金魚が白っぽくなる理由はいろいろあり、水槽内の底砂の色も影響します。

金魚に限らずメダカやフナなどの魚類は生活環境の色合いに体色を近づけることにより周辺の環境に溶け込む性質をもっています。

これを背地反応や背地適応と呼びます。

白っぽい場所で黒い色をしていれば敵に見つかりやすい、黒っぽい場所で白い色をしていれば敵に見つかりやすい。もっともなことかもしれません。

金魚が周りの色に合わせて色合いを変えていくことも生物が生き抜くための術なのでしょう。

そのようなときには底砂を暗めの色合いのものにするだけでも金魚の色合いは濃くなるものです。

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金魚の色が白くなる・薄くなるまとめ

  • 金魚の色が白くなる原因にはいくつかの要因がある。
  • 金魚の赤色の色素は餌から吸収するため栄養が偏ると赤みが薄くなる。
  • 金魚は太陽光に当たることで健康的に育つ上、色合いも濃くなる。
  • 室内水槽飼育では照明を利用して規則正しい点灯を心がける。
  • 金魚の背地適応により明るい容器や明るい砂利で育てると色合いが薄くなる。

今回は金魚の色が白くなる・色が抜ける原因についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

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