金魚の水換え時は砂利も洗う!?砂利の洗い方と注意点

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金魚の水換え時は砂利も洗う!?砂利の洗い方と注意点

金魚の水換え時は砂利も洗う?

金魚の砂利は洗わないとどうなる?

金魚の水換えの時の砂利の洗い方は?

金魚の砂利を洗う時の注意点は?

こんな金魚の水換えと砂利掃除に関する疑問についてご紹介いたします。

金魚の水換え時は砂利も洗う?

金魚の飼育において水換えは必要不可欠な世話といえます。

そんな水換えの際には砂利も一緒に洗ったほうがいいのでしょうか?

それとも砂利は洗わないほうがいいのでしょうか?

まずはそんな疑問について考えてみましょう。

結論から申しますと砂利を洗うことは必要ですが、洗い方を気をつけなければいけません。

砂利の掃除方法には

  • ホースなどを使用して表面の汚れだけを取り除く掃除方法
  • ホースなどを使用して砂利の中の汚れを取り除く方法
  • 砂利を水槽から取り出して丸洗いする方法

の三段階の掃除方法があります。

基本的にはホースなどを使用して表面の汚れだけを吸い出すような掃除方法に留めておく必要があります。

その理由は濾過バクテリアの減少を抑えるためです。

長年使用した砂利には濾過バクテリアが繁殖しており、水を綺麗に保つ役割を果たしています。

砂利を綺麗に洗ってしまうと水質浄化に役立つ濾過バクテリアを取り除いてしまうため、気をつけなければなりません。

金魚の水換えは1~2週間に1回程度、定期的に行う必要がありますが、その時の砂利の掃除は砂利の上の汚れを取り除くくらいに留めておきます。

金魚の数や水槽の汚れ具合にもよりますが、1ヶ月に1回程度は砂利の中の汚れを取り除く必要があります。

砂利には金魚のフンがたまりやすく、汚れが養分になり、雑菌が繁殖する可能性があるため、適切に掃除する必要があります。

毎回、砂利の表面に付着した汚れを完全に取り除く必要はなく、砂利の掃除頻度は水槽の状態や金魚の数によって異なるため、自分の水槽に合わせた頻度で行うことが重要です。

金魚の砂利は洗わないとどうなる?

金魚の砂利は定期的に掃除をしないと汚れがたまり、水質が悪化する可能性があります。

砂利に汚れがたまると濾過バクテリアの浄化能力が落ちてしまい、金魚の健康に悪影響を与えることになります。

砂利の中には汚泥がたまっていくため、1ヶ月に1回程度は砂利の中の汚れを取り除く必要があります。

ここで難しいのが、汚れの溜まり具合と濾過バクテリアの繁殖の関係を理解することです。

濾過バクテリアは砂利の表面に棲みつき、金魚の糞や餌の食べ残しを餌として繁殖します。

そんな濾過バクテリアの働きによって有機物はアンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩へと徐々に分解されて水質は安定します。

しかし、水槽内では濾過バクテリの働きよりも金魚の分や餌の食べ残しが溜まるスピードのほうが早いため、濾過バクテリアが処理しきれないものが腐敗し、水質を悪化させてしまいます。

よってそのようなものを飼育者が掃除をして取り除かなかればなりません。

汚れを放置してしまえば、水質はどんどん悪化してしまい、濾過バクテリアの活動も鈍ってしまうのです。

ただ、掃除をし過ぎてしまうと今後は濾過バクテリアの活動を邪魔してしまうことになり、水質が不安定になってしまいます。

このバランスをうまく保つ事が重要ですので、砂利の掃除方法には色々な掃除方法があるのです。

砂利の表面だけを掃除する方法は一番バクテリアへのダメージが少ない掃除方法で分解前の汚れを吸い出すために行います。

砂利の中まで掃除する方法は多少バクテリアに負担をかけてしまいますが、砂利の中に溜まった汚泥を取り除き、通水性をや保つために必要な作業となります。

最後の砂利の丸洗いは一番バクテリアに負担をかける作業なのでできるだけ避けたい作業です。

しかしあまりにも砂利が汚れ過ぎてしまっている場合には砂利の丸洗いも必要になってきます。

このような理由を理解して砂利の管理を行う事が水質管理の鍵となってきます。

金魚の水換えの時の砂利の洗い方は?

水換え時の砂利掃除では、砂利の表面に付着した汚れを完全に取り除く必要はありません。

ある程度汚れが残っている方が金魚にとって有益なバクテリアが残るためです。

砂利を掃除する際は水換え用ホースを使用すると便利です。

水換え用ホースは砂利を吸い込まない仕組みになっているため、砂利の表面を撫でるように掃除したり、砂利の中に突っ込んで汚れを吸い出すようにして掃除をすることができます。

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ホースを使わずに砂利を水槽から取り出して掃除を行う場合は必ず水槽の水を使用しましょう。

水道水のカルキや水温差などの環境変化で濾過バクテリアが死んでしまうため、水槽の水を使用することが重要です。

頻繁な砂利の掃除は生物濾過の作用にダメージを与え、浄化作用に逆効果をもたらす可能性があります。

また、夏場は金魚の活動が活発になるため、水換え頻度を増やす必要があることも覚えておきましょう。

金魚の砂利を洗う時の注意点

金魚の水換えを行う際、砂利の掃除も重要なポイントの一つです。

しかし、砂利を洗いすぎると水槽内のバクテリアが失われ、金魚の健康に悪影響を与える可能性があるため、正しい掃除方法を知っておくことが大切です。

まず、砂利の掃除と水槽の掃除は同じ日に行わないようにしましょう。

水槽と砂利の掃除は別の日に行うことが大切です。

濾過バクテリアは水槽内で砂利やフィルターのろ材などに繁殖しています。

そのような状況で濾過フィルターと砂利を同時に洗ってしまうと濾過バクテリアが急激に減少してしまいます。

よって濾過フィルターの掃除と砂利の掃除は日にちをあけて行うようにしましょう。

また砂利を洗う際も全ての砂利を一度に洗ってしまうのではなく、水槽の前面の砂利を洗ったら、1週間ほどおいて、次に水槽の後方の砂利を洗うなど、砂利の洗い分けをするのもバクテリアの減少を抑える方法の一つです。

砂利の掃除では洗いすぎに注意し、バクテリアを完全に消滅させないようにすることが重要です。

水換え時には新しいカルキ抜きした水を使用することも必要です。

水道水に含まれる塩素は、金魚だけではなく、水槽内の濾過バクテリアにも多大なダメージを与えてしまいます。

また、水槽に水を入れる前に水温を合わせることも重要です。

急激な水温変化も同じく負担となりストレスを与える原因になります。

水槽の水換えや掃除の後はどうしても濾過バクテリアは減ってしまうものです。

もし水槽掃除による濾過バクテリアの減少により水質が不安定になってしまう場合にはバクテリア剤の投入もおすすめです。

うまくバクテリア剤を利用する事で、砂利の掃除もしっかりしながら濾過バクテリアを維持することもできるようになります。

金魚の水換えを砂利掃除まとめ

  • 金魚の水換え時に砂利を洗うことは必要である。
  • 砂利掃除は水質浄化のための濾過バクテリアを減少させないよう、表面の汚れを取り除く方法が理想。
  • 金魚の数や水槽の状態によって掃除頻度は異なり、1ヶ月に1回程度砂利の中の汚れを取り除く必要がある。
  • 砂利の掃除と水槽の掃除は別の日に行い、砂利の掃除も一度に全て洗わず、前面と後方を洗い分けることが重要。
  • 水換え時にはカルキ抜きした水を使用し、水温を合わせることも大切である。

今回は金魚の水換えを砂利掃除の関係についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

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