電気を使わないエアーポンプはある?金魚のブクブクの電気代が気になる

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電気を使わないエアーポンプはある?

電気を使わないエアーポンプはある?

ソーラーエアーポンプにデメリットはある?

金魚のブクブクの電気代は月にどのくらいかかる?

屋外の金魚飼育でエアレーション電源なし時の酸素はどうする?

こんな電気が使えない場所でのエアレーションやブクブクの電気代などについてご紹介いたします。

電気を使わないエアーポンプはある?

屋外で金魚飼育をしていると「エアレーションをしてあげたくても電源がない。」なんてこともあるかもしれません。

そんな時にあると便利なのが、電気を使用しないエアーポンプです。

主流のエアーポンプと言えば電源にコンセントを差し込むことで稼働するエアーポンプですが、電源を使用しなくても使えるエアーポンプはあるのでしょうか?

結論から言いますと確かに電源を使用しなくても使えるエアーポンプはあります。

電気を使わないエアーポンプとは

  • 手動式エアーポンプ
  • 電池式エアーポンプ
  • ソーラー式エアーポンプ

などが挙げられます。

手動式エアーポンプ

手動式エアーポンプは、使用者が手や足でポンプを動かすことで動作します。

そのため電源や電池は一切不要で、電気代も掛かりませんし、任意でエアレーションの強さや頻度を調節することができるのが特徴です。

しかし、人力でポンプを動かす必要があるため、安定して長期的に酸素を送り続けることができません。

よって手動式エアーポンプは金魚などのエアレーションには不向きで、浮き輪やプールなどの空気入れやタイヤの空気入れなどに使用するものがほとんどです。

電池式エアーポンプ

電池式エアーポンプは、電池を動力源として使用します。

電池は比較的安価で入手しやすいため、電気のない場所でも手軽に利用できます。

しかし、電池の寿命が短いため、連続で使用すると1日や2日程度で交換が必要となる点がデメリットとも言えます。

そのため、一時的な金魚やメダカなどの隔離に使用したり、移動時の酸素不足などを防ぐために使われることが多いものです。

よって水槽の大掃除の時の一時避難や魚の輸送、停電などの緊急時に備えて一つ用意しておくことは良い事ですが、日頃からメインのエアーポンプとして使用するのには問題があると言えます。

ソーラー式エアーポンプ

ソーラーエアーポンプは太陽光を動力源として利用します。

ソーラーパネルが付属しているため、太陽光が十分に当たる場所であればどこでも使用可能です。

ただし、太陽光が不十分な場所や室内などでは、エアレーションが十分に行われない場合があります。

ソーラーエアーポンプにデメリットはある?

ソーラーエアーポンプは太陽光を活用して動作するエアポンプですので、電気代を節約でき、環境に優しいという大きなメリットがあります。

しかし、どんな製品にもデメリットが存在するようにソーラーエアーポンプにもデメリットはあります。

日照量による稼働の制約

日照量が少ない場所や日には、ソーラーエアーポンプは十分な電力を供給できません。

ソーラーエアーポンプは太陽光が直接のエネルギー源となっているため、晴れた日中に最大の性能を発揮します。

よって夜間は太陽光がないため、ソーラーエアーポンプを使用することはできません。

また、曇りや雨の日も性能が低下し、十分なエアレーションが期待できないことがあります。

ソーラーパネルの設置制約

ソーラーパネルは、太陽光を効率よく集めるための面積が必要です。

そのため、設置場所や方向、角度などに制約が生じることがあります。

初期投資の高さ

ソーラーエアーポンプの価格は、通常の電気式のエアーポンプよりも高価です。

環境への配慮や電気代の節約を長期的に見ると、コストパフォーマンスは良いと言えるかもしれませんが、初期投資は大きな負担となることがあります。

以上のデメリットを踏まえ、ソーラーエアーポンプを導入する際には、自身の生活環境や使用目的を考慮して選択することが重要です。

太陽光の恩恵を受けられる場所であれば、環境に優しく、長期的なコストメリットも期待できるでしょう。

金魚のブクブクの電気代は月にどのくらいかかる?

電気を使わないエアーポンプを検討する理由として、電源のない所で使用したい場合と電気代が気になる場合があります。

そんな金魚のブクブクの電気代についても考えてみましょう。

金魚のエアレーションの電気代は、エアーポンプの消費電力と稼働時間によって異なります。

一般的にエアーポンプの消費電力は数ワット程度です。

例えば、消費電力3Wのエアレーションを24時間稼働させた場合

  • 1日の電気代は3÷1000×24×25=1.8円です。
  • よって1カ月(30日)あたりの電気代は約54円となります。
  • ※電気代はKWh計算のため1000で割っています。
  • 2023年9月23日現在の電力料金は、全国平均で25円/kWhです。

この金額を見ると想像以上に安いと感じる方が多いのではないでしょうか。

実際にAmazonでも人気の高い静音タイプの高性能エアーポンプとして知られているジェックス GEX AIR PUMP e‐AIR 1000SBでは、商品説明でも1ヶ月間連続使用しても電気代は20円〜27円と紹介されています。

1ヶ月27円として1年使用しても324円です。

金魚の設備の中でもヒーターのように熱を発生させるものは電気を多く使用するため、電気代もそれなりにかかりますが、エアーポンプのように酸素を送り込むだけの設備にはそれほど電気代はかからないのです。

屋外の金魚飼育で電気が使えない時の酸素はどうする?

屋外の金魚飼育で電気が使えない時の酸素の供給について、ここまではエアーポンプの話をしてきましたが、エアポンプ以外にも酸素を供給する方法があります。

その方法とは

  • 水草を利用する
  • 定期的な水換えを行う
  • 酸素を出す石を使う

などが挙げられます。

水草を利用する

水草は光合成を行う過程で酸素を放出します。

このような水草の性質を活用することで、金魚飼育環境に酸素を供給することができます。

ただし、金魚が水草を食べることもあるので、飼育環境や金魚の個体によっては定期的な補充が必要となることも考慮する必要があります。

また、水草が活発に光合成を行えるような環境を維持することも必要となってきます。

定期的な水換えを行う

水換えを行うことで新しい水と共に新鮮な酸素が供給されます。

よって定期的な水換えは水質の維持に合わせて、酸素を維持することもできるのです。

金魚の酸素を出す石を使う

金魚の酸素を出す石とは、水中に酸素を放出する特性を持つ石のことを指します。

主成分は過酸化カルシウム(CaO2)で、これが水と接触することで化学反応を起こし、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)と酸素(O2)が生成されます。

アクアリウムメーカーなどが開発し、販売されているものですので、化学の知識がなく、心配という人でも安心して使える製品です。

このようにエアーポンプを使用しなくても水中に酸素を供給する方法はいくつかあります。

また、酸素の供給量が少なくても金魚が飼育できる環境を整えることでエアーポンプがなくても金魚を飼育することは可能です。

詳しくは下記記事をご覧ください。

電気が使えない場所でのエアレーションまとめ

  • 電気を使わないエアーポンプには、手動式エアーポンプ、電池式エアーポンプ、ソーラー式エアーポンプなどがある。
  • ソーラーエアーポンプは太陽光を活用して動作するエアポンプですので、電気代を節約でき、環境に優しいという大きなメリットがある。
  • エアーポンプの電気代は1ヶ月でも数十円程度と比較的安価で使用できる。
  • 電気が使えない場所での酸素供給には水草の利用、定期的な水換え、酸素を出す石の使用などがある。

今回は金魚飼育における電気が使えない場所でのエアレーションについてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

-金魚の世話と水質維持