
金魚のフンが白いのはなぜ?
金魚のフンがピンクや赤いのは異常?
金魚のフンの色が黒いのは大丈夫?
金魚のフンの色が緑色なのは?
こんな金魚のフンの色に関する疑問についてご紹介いたします。
金魚のフンが白いのはなぜ?
金魚を観察していると稀に白いフンをしている事があります。
普段とは色の違うフンをしているのは大丈夫なのだろうか?
金魚に何かしらの問題が起こっているのか?
そんな不安すら覚えるかもしれません。
金魚のフンが白い理由には、主に以下の二つが挙げられます。
- 消化不良を起こしている
- 金魚が病気に感染している
消化不良を起こしている
金魚の餌は、主にタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどで構成されています。
これらの栄養素がバランスよく消化吸収されることで、健康的なフンが排出されます。
しかし、餌の量や種類が不適切であると、消化不良を起こし、白色や透明色のフンが出てしまうことがあります。
また、水温が低過ぎる場合も金魚の消化機能が低下してしまい、食べた餌をしっかり消化できないこともあります。
金魚の餌は、魚の体内で消化されて、栄養素や水分を吸収され、残りの部分は糞として排出されます。
しかし、餌が消化されずに排出された場合、白く不完全な形のフンになります。
これは餌が魚の体内に長時間留まっていたため、腸内細菌によって分解されて白くなったと考えられます。
金魚が病気に感染している
金魚が病気や寄生虫に感染すると、フンの色や形が変化することがあります。
白色のフンは、腸炎や細菌感染などの症状のひとつとして現れることがあります。
また、病気やストレスによって消化器官が弱まっていた場合も白いフンになることがあります。
病気やストレスによって腸の働きが悪くなると、餌が十分に消化されずに排出されてしまいます。
金魚のフンが白くなった場合は、餌の量や種類を見直したり、病気の可能性を検討したりすることが大切です。
金魚のフンは金魚の健康状態を示す重要な指標です。
日頃からフンの色や形に注意し、異常があれば早めに対処するようにしましょう。
金魚のフンがピンクや赤いのは異常?
金魚のフンの色は与えている餌の色素に影響を受けます。
よって赤虫などを多めに与えているとフンの色も赤茶色になる事があります。
しかし、アカムシを与えたときに見られる赤茶色とは異なり、鮮やかな赤色やグレーのフンが出ている場合は、内臓疾患の可能性があります。
金魚は食欲旺盛な魚なので、消化不良や内臓疾患を発症していても、積極的に餌を食べてしまう場合が多いものです。
金魚のフンがピンクや赤色をしている場合は、餌の種類を確認した上で、内臓疾患の可能性も考えましょう。
少しの間餌を与えない期間を設けて消化器官を休ませてみましょう。
金魚は1週間程度なら餌を食べなくで死んでしまうことはありません。
金魚のフンの色が黒いのは大丈夫?
金魚のフンの色が黒いのは、一般的に問題ありません。
人工飼料を主食としている場合には、フンの色は茶色や黒っぽくなることがあります。
これは、餌に含まれる色素や消化の過程で発生した色素がフンに反映されたためです。
ただし、フンの色が黒っぽいだけでなく、形や大きさにも異常がある場合は、病気の可能性もあります。
特に、フンが細長く伸びていたり、気泡が含まれていたりする場合は、消化不良や寄生虫感染の可能性があります。
金魚のフンの色が緑色なのは?
水槽内の水草やコケを多く食べている金魚のフンは緑色になる事があります。
金魚は雑食性で水草やコケも食べますので、水草やコケを食べた場合には、フンの色が緑色になります。
これは、水草やコケに含まれるクロロフィルやカロテノイドなどの色素がフンに反映されたためです。
よってフンの色が緑色の場合にはそれほど心配する必要はありせん。
ただ、餌不足によりやむを得ず水草やコケを食べているような時には、栄養バランスの取れた人工フードなどを与えるようにしましょう。
このように金魚が食べたものや金魚の体調により金魚のフンは様々な色に変化します。
よって金魚の健康状態を把握するためにも、フンの色や状態を観察することは大切です。
フンの色や状態に異常が見られる場合には、早めに原因を調べて対処しましょう。
金魚のフンの色まとめ
- 金魚のフンが白い理由は、消化不良や金魚が病気に感染している可能性が高いため良い状態ではない。
- アカムシなどを与えているとフンが赤くなる事があるが、それ以外の理由でフンが赤くなる時には内臓疾患を発症している可能性がある。
- 金魚のフンの色が緑色なのは水草やコケを多めに食べていることによりクロロフィルなどが影響している。
- 金魚のフンは金魚が食べたものや金魚の体調によって様々な色に変化するため金魚の健康のバロメーターにもなる。