金魚の水カビ病とは?うつる?治療には塩水やメチレンブルーが効果的!?

2023年3月2日

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金魚の水カビ病とは?うつる?

金魚の水カビ病とは?

金魚の水カビ病はうつる?

金魚の水カビ病の取り方は?

水カビ病の治療に塩水やメチレンブルーが効果的?

こんな金魚の水カビ病に関する疑問についてご紹介いたします。

金魚の水カビ病とは?

金魚の体や尾鰭に白い綿のようなものが付着することがあります。

これが金魚の水カビ病と呼ばれる病気の症状です。

水カビ病はミズカビ属やワタカビ属、アフィノマイセス属などの感染によって起こる魚類の感染症の総称です。

金魚が傷を負ってしまったり、寄生虫によって傷ついた場所などから菌が侵入し、発症します。

水カビ病の原因となる菌は水槽内に常に存在する菌なので、完璧に水カビ病を予防する方法はありません。

しかし、基本的には健康的な金魚には水カビ病は感染しないと言われています。

環境の急変などによって金魚の免疫力が低下している時なども感染しやすいので注意が必要です。

新規導入時や水換え時、季節の変わり目などは特に注意しなければなりません。

また、水換え時などに粘膜保護剤を使用する事で金魚の粘膜を保護し、水カビ菌への抵抗力を高める事もできます。

水カビ病は症状が進行すると周辺が赤く腫れて充血し、最悪の場合は死に至る病気なので決して放置しないようにしましょう。

金魚の水カビ病はうつる?

水カビ病は水カビ病を発症した金魚から健康的な金魚に直接うつることはありません。

先に述べましたように金魚が何らかの原因で傷ついてしまった時や免疫力が低下している時などに水カビ病は発症します。

水槽内の水質が悪化し、餌の食べ残しや金魚の糞などの有機物が豊富にあると水カビが繁殖しやすい環境となってしまいます。

水カビ菌の繁殖が旺盛になれば、それだけ水槽内で水カビ病を発症するリスクは高まってしまいます。

よって水槽の底に溜まった有機物を除去するために水換え頻度を高め、餌の量を抑えるようにしましょう。

病気で弱ってしまった金魚や水質が悪化した環境にいる金魚などはおのずと食欲も低下しているはずです。

そのような時にいつもと変わらない量の餌を与え続ければ食べ残しが増え、水質の悪化を早めてしまいます。

金魚の様子を見ながら餌の量も調整しましょう。

金魚の水カビ病の取り方

水カビ病は金魚の傷口などに侵入し、根付き、ワタ状の菌糸体を伸ばしていきます。

よって水カビ全てを飼育者の手作業で取り除くことは困難ですが、菌糸体を少しでも減らすことで治療の効果が出やすくなります。

金魚に水カビが見られたら、ピンセットを使い水カビを取り除きます。

細部や小さな水カビに対してはピンセットでは金魚を傷つけてしまう可能性もあるため綿棒などを併用します。

水カビ病の治療に塩水やメチレンブルーが効果的?

塩浴は水カビ病にも効果があるとされています。

塩浴とは金魚の体内と水槽内の塩分濃度を近づけることで金魚の体内に入ってくる水分量を調整し、体力を温存させて自然治癒力を高めることで病気を治す方法です。

病気の初期段階であれば塩浴で治ることもあるので、水カビ病などの病気を発見したらまずは塩浴させてみましょう。

ただし、水草の入った水槽に塩を入れると水草が枯れてしまうので、病気になった個体を隔離してから行ってください。

塩を入れる量は水1リットルに対して5グラムとし、1回で入れるのではなく数回に分けて少しずつ入れていきます。

1週間ほど塩浴すると効果があるとされていますので、1~2日に1回のペースで水換えを行いながら様子を見てあげてください。

初期段階であれば塩浴だけでも回復することもありますが、塩浴と薬浴を同時に行うことで治療効果アップに繋がります。

薬浴に使用する薬剤は、「アグテン」「ヒコサンZ」「メチレンブルー」などが代表的です。

薬浴を行う上での注意点は、記載されている規定量を必ず守ることです。

また、水温が低すぎると水カビ菌の活動が活発になるうえ、金魚の活性がさがり抵抗力も下がってしまうので、しっかり水槽用ヒーターで水温管理をしてあげましょう。

水換え時にも注意が必要です。

水換えに使用する水をしっかり水槽の水温と合わせてから水換えを行うようにしましょう。

水換えに使用する水の水温が低すぎると水換え時に水温の急変が起こり、金魚が体調を崩してしまいます。

その結果、免疫力が低下して一気に水カビ病が蔓延してしまうこともあります。

よって水槽用の水温計とは別に水換えに使用する水の水温も毎回しっかり測れるように水温計を2つ用意しておくとよいでしょう。

金魚の水カビ病まとめ

  • 水カビ病は他の病気や寄生虫からの二次感染や体にできた傷に菌が付着して発症する
  • 水カビ病は健康的な金魚にうつることはないが、水槽環境の改善は必要
  • 餌の食べ残しや熱帯魚の糞などが蓄積していると水カビ病が繁殖しやすい環境が整ってしまう
  • 水カビ病を見つけたらピンセットや綿棒などで水カビを取り、塩浴や薬浴で治療する
  • 水カビ病の治療にはメチレンブルー系の薬浴が効果的

今回は金魚の水カビ病に関する疑問についてご紹介しました。皆様の金魚の病気の治療の参考にしていただけると幸いです。

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