金魚の薬浴のやり方や期間は?金魚の病気に合わせたおすすめの薬とは?

2023年7月10日

※この記事では広告を表示しております。

金魚の薬浴のやり方や期間

金魚の薬浴のやり方と期間を知りたい。

金魚の薬浴時の水換えや餌はどうすればいい?

金魚の病気に合わせたおすすめの薬は?

金魚が薬浴で治らない・弱る・悪化する原因とは?

金魚の鱗剥がれや元気がない時にも薬は効果ある?

こんな金魚の薬浴と病気に合わせた薬の種類についてご紹介いたします。

金魚の薬浴のやり方と期間

金魚が病気に罹ってしまった時に薬を使用して治療する薬浴と呼ばれる方法があります。

しかし、初めての薬浴治療では、どのような流れで治療を進めれば良いのか分からないはすです。

そのような方のために基本的な薬浴の方法と期間をご説明いたします。

薬浴の方法のポイントと薬浴期間は以下の通りです。

  • 隔離容器で薬浴を行う(ベアタンクはそのままの水槽でもよい)
  • 病気に合わせた規定量の薬を使う
  • 薬は徐々に入れる
  • 治療期間は3日~1週間以上が目安
  • 治療期間中は常に薬浴した状態
  • 治療が終わったら2~3日かけて真水に戻す
  • 治療終了後は再発が無いか様子を見る

隔離容器で薬浴を行う

金魚を飼育している水槽にフィルターや水草を入れている場合には隔離容器などの別容器で治療を行います。

何故なら、フィルターや水草を入れている水槽に直接薬を入れてしまうと濾過バクテリアが死滅したり、水草が枯れてしまうことがあるからです。

そのような問題を防ぐために、治療する金魚だけを別容器に移して薬浴します。

水槽に何も入っていないベアタンクの場合には、そのまま直接薬を入れて治療しても構いません。

金魚の薬浴はエアレーションを行う

隔離容器で金魚の薬浴を行う際には、エアレーションと温度管理には気をつけなければなりません。

魚病薬の多くは水中の溶存酸素を消費するものが多いため、薬浴中は積極的にエアレーションを行うようにしましょう。

また、薬浴を行う季節によっては水温が低くなり過ぎてしまうこともあります。

水温の低下は金魚の治癒力の低下にもつながりますので、水槽用ヒーターを使用するようにしましょう。

病気に合わせた規定量の薬を使う

薬を使う際には、それぞれの薬剤に記載されている規定量をしっかり守って使いましょう。

金魚の衰弱具合によって、薬の量を減らすことは問題ありません。

ですが、規定量よりも薬が多すぎるのは危険です。

魚の病気の治療薬は、「魚毒性」と言って少なからず魚にとっても毒性があるからです。

薬の効き目が強い物ほど毒性が強いので、より慎重に取り扱う必要があります。

金魚の薬は徐々に入れる

薬を入れる際は、金魚の様子を確認しながら徐々に入れていきましょう。

添加する薬の全量の1/5量くらいを入れ、10分ほど様子を見てまた入れるというのを繰り返しながら徐々に薬の濃度を高めていきます。

いきなり全量入れると薬のショックがとどめになってしまうこともあるので注意してください。

治療期間は3日~1週間以上が目安

治療期間は最低でも3日から1週間以上が目安です。

できれば1週間以上継続した方が再発の心配が少なくなります。

この治療期間中は、常に薬浴した状態です。

水換えする際も、換水した量に合わせた薬を追加して、薬の濃度を保つようにしましょう。

薬浴からの戻し方

無事治療が成功したら、徐々に真水に戻していきます。

1/3~2/3程度の水換えを2~3日続けます。

いきなり真水に戻すのではなく、時間をかけて徐々に戻していきましょう。

ベアタンクの場合はカルキ抜きした水、隔離容器での治療の場合には、元の水槽の水を使って水換えをします。

2~3日経過したら、薬がだいぶ抜けて真水に近づいているので、ベアタンクの場合はこれで治療終了です。

隔離容器での治療の場合は、金魚を隔離容器から元の水槽に戻します。

この時、金魚だけ掬って元の水槽に戻して構いません。

ただし、薬浴していた隔離水槽と元の水槽の水温を合わせる事を忘れずに行いましょう。

治療終了後は再発が無いか様子を見る

最後に、病気の種類によっては再発しやすいものもあるので、治療終了後しばらくは、金魚の様子チェックを念入りに行い、再発が無いか確認してください。

以上が金魚の薬浴のやり方と期間についてです。

金魚の薬浴時の水換え

金魚の薬浴はフィルターを使用しない

基本的に薬浴はフィルターなど何も無いベアタンク状態で行います。

付けるとしたらヒーターとエアーポンプくらいでしょうか。

ともかく、薬浴環境には濾過機能が無いので、水がとても汚れやすくなっています。

また、病気の原因となった細菌や病原菌、寄生虫なども薬液の中を漂っている状態です。

この汚れや病原菌などを取り除くためにも、薬浴中は積極的に水換えを行った方が良いです。

金魚の薬浴中の水換え

金魚を薬浴している期間の水換えはどうすれば良いのでしょうか?

金魚の状態にもよるのですが、理想は毎日全換水です。

ただ、金魚があまりにも衰弱していて環境の変化を抑えたい時などは頻度を2~3日に一度にするか、換水量を1/3程度に調節します。

いずれにしろ、薬浴中の水換えは行った方が良いものです。

水換えする際は、温度合わせと、換水量に合わせた薬を添加することを忘れずに行ってください。

また、金魚が糞をしたらスポイトやプロホースなどでこまめに取り除くことも、水を清潔に保つ上で大切です。

金魚の薬浴中の餌

病気の治療中は金魚の体力をつけるためにも、餌を与えた方が良いのでしょうか?

病気などで金魚が弱っていると、体力をつけさせるために餌を与えたくなってしまいます。

ですが、それは逆効果です。

薬浴中は絶食が基本となります。

何故なら、水が汚れやすくなりますし、何より金魚の治癒力を下げてしまうからです。

薬浴環境には濾過機能が無いので、餌を食べて糞の量が増えたり、食べ残しが出ると、すぐに水が汚れてしまいます。

また、金魚に体力を付けさせようと餌を与えることが、かえって金魚の体力を奪い、治癒力を下げる結果となります。

実は、食べた餌を消化吸収するにも体力が必要なのです。

せっかく病気を治すために体力を全力で使っているのに、餌を食べることで消化吸収にも体力を回さなくてはいけなくなります。

病気を治す力が落ちるだけではなく、餌の消化吸収も十分に行えず消化不良になり、さらに体調が悪化する恐れすらあります。

金魚は1週間程度なら食べなくても大丈夫なので、薬浴中は絶食させて、病気の回復に専念させてあげましょう。

金魚の病気に合わせたおすすめの薬

金魚が罹(かか)りやすい病気にはいくつか種類があります。

これらの病気を治療するには、その病気の種類に合った効き目の高い薬を選ぶことが重要です。

ここでは金魚が発症しやすい病気と、それぞれの病気に適した薬についてご紹介します。

尾ぐされ病、口ぐされ病の治療薬

尾ぐされ病や口ぐされ病の原因となるのは、「カラムナリス菌(フラボバクテリウム カラムナーレ)」と呼ばれる細菌です。

カラムナリス菌は水の中に常に存在する「常在菌」で、金魚などの魚が弱り、免疫力が低下した時に感染し発症します。

細菌感染である尾ぐされ病・口ぐされ病の治療に効果的な薬は、「グリーンFゴールド顆粒」です。

グリーンFゴールド顆粒は、「ニトロフラゾン」と「スルファメラジンナトリウム」が主成分の細菌性疾患治療薬です。

細菌が原因の病気全般に効きますが、特にカラムナリス菌に対して高い効果を発揮します。

グリーンFゴールド顆粒で効果が見られない時は、「エルバージュエース」に切り替えて再度治療してみてください。

エルバージュエースは、「ニフルスチレン酸ナトリウム」配合の細菌性魚病用薬剤で、カラムナリス菌やエロモナス菌に高い効果を発揮します。

薬効が抜群に高いですが、魚毒性も高いので、他の薬が効かなかった時の最終手段として使うと良いでしょう。

エロモナス感染症(赤斑病、穴あき病、松かさ病、ポップアイ)の治療薬

エロモナス菌(エロモナスハイドロフィラ)もカラムナリス菌同様「常在菌」で、水の中に常に存在している細菌です。

金魚が弱った時などに感染して病気を発症します。

エロモナス菌によって引き起こされる病気にはいくつか種類があり、中には「不治の病」と呼ばれるほど治りづらいものもあるので、罹らないように予防すると共に、もし罹った時にはすぐに治療を始めることが大切です。

エロモナス菌が金魚の体表に感染することで起こるのが「赤斑病」や「穴あき病」です。

これらの病気は場所が体表なために見つけやすく、また薬も効きやすいので治る可能性が高いです。

しかし、エロモナス菌が内臓に感染することで起こるとされている「松かさ病」や「ポップアイ」は、薬が内臓まで届きにくいために治療が困難とされています。

これらの治療には「薬餌」が有効と言われます。

エロモナス感染症の治療には、エロモナス菌に高い効果を発揮する「オキソリン酸」と「水酸化ナトリウム」が主成分の「観パラD」や、薬効の高い「グリーンFゴールド顆粒」がおすすめです。

これらの薬で効果が見られない場合には、「エルバージュエース」を使って治療しましょう。

腹水病の治療薬

腹水病はお腹に水が溜まってパンパンになる内臓疾患の病気です。

治すのが困難なため、まずは予防が第一です。

腹水病の原因は「エロモナス菌の感染」や「消化不良」が原因と言われています。

水質の悪化や水温低下、餌の与えすぎなどが引き金となるので注意しましょう。

腹水病に使う薬は「観パラD」や「グリーンFゴールド顆粒」です。

また、これらの薬による「薬餌」も効果的とされています。

水カビ病の治療薬

水カビ病は金魚の体の傷口などからカビ菌(真菌類)が感染することで発症します。

体にできた傷や、尾ぐされ病などの病気の傷跡などに二次感染的に発症することが多い病気です。

水カビ病はメチレンブルー系やマラカイトグリーン系の薬で治療します。

「メチレンブルー」、「グリーンFリキッド」、「アグテン」などが効果的です。

白点病の治療薬

白点病はハクテンチュウ(ウオノカイセンチュウ)という寄生虫が寄生することで発症する病気です。

ハクテンチュウも水中に常に存在しています。

金魚が健康ならば問題無いですが、免疫力が低下すると寄生され発症します。

金魚の体表に白い小さな斑点が無数に現れ、全身に広がり重症化すると衰弱や呼吸困難で死に至ります。

ハクテンチュウにはメチレンブルー系やマラカイトグリーン系が効果的です。

「メチレンブルー」、「グリーンFリキッド」、「アグテン」、「ヒコサンZ」などの薬剤を使います。

これらの薬で効果が出ない場合や、重症例では「グリーンFゴールド顆粒」を使って治療します。

コショウ病(ウーディニウム病、サビ病、ベルベット病)の治療薬

金魚が特に罹りやすい病気がコショウ病です。

別名「ウーディニウム病」、「サビ病」、「ベルベット病」などとも呼ばれます。

ウーディニウムと言う寄生虫が寄生することで発症する病気で、金魚が特に罹りやすい病気の一つです。

白点病同様、「メチレンブルー」や「グリーンFリキッド」などのメチレンブルー系や、「アグテン」、「ヒコサンZ」などのマラカイトグリーン系が効果的です。

重症例では「グリーンFゴールド顆粒」もしくは「エルバージュエース」を使います。

エラ病の治療薬

エラ病はエラに発生する病気の総称で、主にカラムナリス菌や寄生虫(ダクチロギルス・ギロダクチルス)が原因とされています。

塩浴での治療で治ることが多いですが、治らない場合や重症化した時には「グリーンFゴールド顆粒」を使った治療を行いましょう。

以上が金魚に発症する主な病気とその治療に適した薬です。

金魚が薬浴で治らない・弱る・悪化する原因とは?

金魚の病気で薬浴を試しても状態が改善しない、あるいは悪化する場合、その背後にはさまざまな原因が考えられます。

金魚を薬浴しても治らない、もしくは弱る原因とは

  • 病気が重症化して末期状態になっている。
  • 病気に対して不適切な薬を使用している。
  • 薬の量を測らずに過剰な薬の投与をしている。
  • 他の病気を併発している。
  • 薬浴中の水質が悪化している。

などが考えられます。

病気が重症化して末期状態になっている

金魚の薬浴は金魚の病気の治療に対して効果を発揮します。

しかし病気が進行しており重症化してしまうと金魚の体力や抵抗力が低下してしまうため回復する力がなくなってしまいます。

そのような状況になってしまうといくら薬浴を行なっても治らないこともあります。

そのため金魚の病気の治療は早期発見、早期治療が必要となってくるのです。

病気に対して不適切な薬を使用している

金魚の病気には様々な症状と原因があります。

そのため、その病気に合わせた薬を使わなければ効果が見込めません。

金魚の病状をしっかり確認し、使用している魚病薬が適切なものかどうかを再確認してみましょう。

薬の量を測らずに過剰な薬の投与をしている

薬浴に使用する薬は病気の治療に効果を発揮しますが、たくさん入れれば良いというものではありません。

薬の過剰投入は金魚に多大な負担をかけてしまうため逆効果となってしまうこともあります。

他の病気を併発している

治療中に他の病気を併発してしまうことはよくあることです。

金魚の症状を確認し、他の病気を発症していないか確認してみましょう。

薬浴中の水質が悪化している

薬浴中は濾過フィルターなどを使用しないため水質が悪化しやすくなります。

また、魚病薬の多くは大量の溶存酸素を消費します。

そのためエアレーションをしていないと酸素不足になってしまうこともあります。

薬浴中は定期的な水換えをエアレーションを行い、金魚にとって最適な環境を維持してあげましょう。

金魚の鱗剥がれや元気がない時にも薬は効果ある?

飼育している金魚の鱗が剥がれてしまった時や、なんとなく元気がない時、そのような時も薬は効果があるのでしょうか?

このような症状の原因が病気にある場合には薬が有効ですが、鱗剥がれや元気がない原因は病気以外にあるケースも多くあります。

鱗が剥がれる病気には赤斑病や松かさ病があります。

また、細菌感染を起こすと元気が無くなってしまうことがあります。

しかし、これらの場合、体に赤い斑点が現れたり、体が膨らんで鱗が逆だったりといった症状が現れます。

その他、カラムナリス菌などに感染している時も、ヒレの先端が白くなるなどの異常が見られるので判断がつきやすいです。

これらの原因は細菌や病原菌なので、グリーンFゴールド顆粒などのような抗菌剤が有効です。

しかし、これらの症状が見られないにも関わらず、鱗が剥がれたり元気が無くなっている場合には、病気以外の原因が考えられます。

この場合には薬は必要ありません。

見た目に異常が無いのに鱗が剥がれたり元気がない原因として次のようなものが挙げられます。

  • 体が擦れたなどの外傷による鱗の剥がれ
  • 水質悪化や水温低下

金魚の体が何かに擦れて鱗が剥がれてしまうことが多々あります。

金魚は急に激しく泳ぐことがあります。

また、追い立てられ全力で泳いでレイアウトに衝突する事も。このような時に体が擦れて鱗が剥がれます。

金魚の体表の粘膜は薄いので、些細なことで傷ついて鱗が剥がれてしまうことが結構あります。

金魚が元気を無くす原因には、水質悪化や水温低下があります。

水換え頻度が適切でないと亜硝酸塩やアンモニア濃度が上昇し、これらの毒素で金魚の元気が無くなります。

また、水温が20℃以下の低温となると金魚の活性が徐々に落ちてあまり動かなくなります。

このように、金魚の鱗剥がれや元気の無さには病気以外の原因もあります。

むしろこれらの原因の方が多いでしょう。

これらのケースでは薬は必要ありません。

鱗剥がれには「塩浴」。元気がない場合には「水換え」と「適温(26℃程度)まで温度を上げる」という対応で十分に回復が見込めます。

病気でも無いのに薬を使うと、薬の魚毒性で逆に体調を崩すこともあるので、原因はなんなのかしっかりと観察して、それぞれに合った適切な処置を行いましょう。

金魚の薬浴まとめ

  • 金魚の薬浴は隔離容器で行い、病気に合わせた薬を規定量使用するようにする。
  • 金魚の病気の治療期間は最低でも3日から1週間以上が目安で、できれば1週間以上継続した方が再発の心配が少なくなる。
  • 金魚の薬浴中は水換えを頻繁に行い、水質を維持しつつ、餌やりは控えて体力を温存させる。

今回は金魚の薬浴に関する疑問についてご紹介しました。皆様の金魚の病気の治療の参考にしていただけると幸いです。

PR

サイト内検索

-金魚の病気