金魚の転覆病は治らない?
転覆病は重症化して末期になったら治らない?
転覆病から復活させる方法とは?
金魚の転覆病は何日くらいで治る?
こんな金魚の転覆病が治らない時の疑問についてご紹介いたします。
目次
金魚の転覆病は治らない?
金魚の転覆病とは、水槽内で金魚が倒れたまま動けなくなる病気で、病気にかかった金魚が転覆したような姿になるため、この名前がつけられました。
転覆病に罹った金魚は、症状が重症化すると水中で浮遊することができず、餌を食べることができないため、治療をしないと死んでしまうこともあります。
ただ、転覆病にかかった金魚でも症状が軽い場合には治る可能性があります。
しっかりと対処を行い、治療することによって完全に回復することもできます。
転覆病は重症化して末期になったら治らない?
転覆病にかかった金魚は、症状が進行し末期になると完全に治すことが難しくなることがあります。
どんな病気でもそうですが、病状が悪化してしまうと金魚自体の抵抗力や体力が衰えてしまうため回復することが難しくなってしまうのです。
そうならないためにも早期発見と早期治療が求められます。
ちなみに転覆病の末期の症状には以下のようなものがあります。
姿勢が完全に転覆している
転覆病の末期になると、金魚は水中で完全に転覆している状態になります。
体が逆さまになっているため、餌が食べにくいなどの問題も出てきます。
そうなると体力はどんどん無くなっていくため、この状態が続くと金魚が死んでしまう可能性が高くなります。
餌を食べなくなる
転覆病の末期になると、金魚は食欲が低下し、餌を食べなくなります。
体勢に加えて、体調が悪化しているため、餌を食べることができなくなることが多くなります。
体色が薄くなる
転覆病の末期になると金魚の体色が薄くなることがあります。
体調が悪化しているため、体色が暗くなったり、薄くなったりすることがあります。
また、体表に白い点や綿状のものが現れることもあります。
そのような時には免疫力の低下により他の病気を併発している事が考えられます。
転覆病から復活させる方法とは?
転覆病から金魚を復活させるためには、以下のような方法があります。
まずは水質の改善が必要です。
水槽内の水を入れ替えて新しい水を入れます。
水槽の底にたまった汚れを取り除き、フィルターの掃除を行います。
転覆病の原因は様々ですが、水質が改善されることで、金魚の健康状態が改善されることもあります。
特に水槽の底に溜まる餌の食べ残しや金魚の糞を放置してしまうと細菌の温床となってしまいますので、こまめな掃除が必要です。
水槽の底に溜まった有機物を吸い出すにはプロホースなどの掃除用具がおすすめです。
次に餌の与え方を見直しましょう。
転覆病にかかった金魚は、食欲が低下するため、餌を食べられる状態にすることが重要です。
餌を細かく砕いて水面に浮かせて与えます。
また、消化吸収を促進するために、消化の良い餌を与えることも効果的です。
水温が低い場合には水槽用ヒーターを使用して20℃以上を保つようにすると金魚の代謝が高まり改善されることもあります。
さらに薬を使って治療する方法もあります。
転覆病の治療には専用の薬があります。
薬を使用する場合は、必ず説明書きに従って正しい量を与えます。
金魚の転覆病は何日くらいで治る?
金魚の転覆病が治る期間は、病気の進行状況や治療の方法によって異なります。
軽度の症状の場合は、1週間ほどで症状が改善することがあります。
一方、重度の症状の場合は、2週間から1か月ほどかかることがあります。
転覆病は症状が進行すると治りにくくなるため、早期に対処することが重要です。
また、転覆病の原因としては、水質の悪化、ストレス、過密飼育などが挙げられます。
予防のためには、適切な水換えやフィルターの清掃、適正な餌の与え方、水温の調整、ストレスの軽減などが必要です。
金魚の転覆病が治らないまとめ
- 転覆病にかかった金魚は、症状が重症化すると、完全に治すことが難しくなることがある。
- 転覆病から金魚を復活させるためには、水質の改善が必要。
- また、適切な餌の与え方、薬の使用、水温の調整、ストレスの軽減などが効果的な方法。
- 軽度の症状の場合は、1週間ほどで症状が改善することがある。
- 重度の症状の場合は2週間から1か月ほどかかることがある。
- 予防のためには、適切な水換えやフィルターの清掃、適正な餌の与え方、水温の調整、ストレスの軽減などが必要。
今回は金魚の転覆病が治らない時の疑問についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。