金魚は寝る?姿勢や状態で見極める寝る時と死んでる時の違いとは?

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金魚は寝る?

金魚は寝る?寝る時間や場所は?

金魚は寝る時に浮いたまま寝ることもある?

金魚が寝ているのと死んでいる違いとは?

金魚は寝る時に背びれをたたむ?

こんな金魚が寝る時の疑問についてご紹介いたします。

金魚は寝る?寝る時間や場所は?

金魚は寝る?

金魚にも他の生き物と同様に休息や睡眠が必要です。

しかし、金魚が寝ると言っても私たちがイメージするような目を閉じての深い睡眠はしません。

そもそも、金魚にはまぶたがないため、目を閉じることができません。

よって実際には、金魚は目を開いたままで静かに休息をとることが多いのです。

その状態を金魚が寝ていると感じるか、じっとしているだけと感じるかは人それぞれでしょう。

今回はそのような状態を「金魚が寝ている」と呼び話を進めていきます。

金魚が寝る時間はどのくらい?

金魚の睡眠時間は1日に2~3時間程度と言われています。

ただし、当然のように睡眠時間にも個体差があります。

金魚は主に暗くなる夜間に休息をとることが多いですが、水槽の環境や照明の条件によっては昼間も休息を取ることがあります。

金魚の寝る場所

金魚も休息を取る時には無防備になるため、安心して休息をとるための場所を求めます。

そのため、水槽内に水草や岩、流木などの隠れ場所を設けておくと、金魚はそこに隠れて休息をとることが多いものです。

特に水草の影や流木の裏など、他の魚から隠れることができる場所を好む傾向があります。

よってお気に入りの場所(安心できる場所)があるといつも同じ場所で寝るようになります。

また、群れを作って生活する習性がある金魚は、仲間と一緒にくっついて寝ることもよくあります。

金魚は寝る時に浮いたまま寝ることもある?

金魚は特に夜間に半睡眠状態に入ることが知られています。

金魚の睡眠状態は、動きが鈍くなり、物陰などでじっとして過ごすことが多いものです。

多くの金魚は水槽の底や水草の隠れ家で静かに時間を過ごすことが多いですが、一部の金魚は水面近くで浮いたまま、静かに過ごすこともあります。

これは、浮き袋を使って水面近くに浮くことで、呼吸しやすい状態を保っている可能性があります。

注意点として、もし金魚が常に水面に浮いた状態で、元気がなくなってきた場合には問題が起きている可能性があります。

このような状態を見かけたら、金魚の健康状態や水槽の環境を再確認することが大切です。

金魚が寝ているのと死んでる違いとは?

金魚が寝ている時と死んでる時には大きな違いがみられます。

その違いとは

  • ひっくり返ることがある
  • ガラスなどを叩いても全く反応しない
  • 呼吸をしていない
  • 筋肉の硬直が始まっている
  • 白いモヤモヤなどのふやけた状態が見られる
  • 目が白濁している
  • 金魚自体が臭う

などが挙げられます。

ひっくり返ることがある

金魚は寝ていても本能で体のバランスを保っているため、ひっくり返るようなことはありません。

稀にふらついたり、少々傾くようなことはあっても大袈裟にひっくり返ったり、くるくる回りながら流されているようなことはありません。

よってそのような状態の金魚は死んでいる金魚である可能性が高いと言えます。

また、金魚がひっくり返ってしまう病気などもありますので、金魚がひっくり返っている姿を見つけた時には放置せず対策を行うようにしましょう。

ガラスなどを叩いても全く反応しない

金魚は休息をとっていても自分の身を守ることは忘れていません。

よって水槽のガラスを叩いてみると何かしらの反応を見せるものです。

ただ、せっかく寝ている金魚を脅かすような行動は、できれば避けたいものです。

呼吸をしていない

寝ている金魚は呼吸がゆっくりになることはありますが、止まることはありません。

よって金魚のエラが全く動かず呼吸をしていない状態は金魚が死んでいる状態です。

筋肉の硬直が始まっている

死んでしまった金魚は時間の経過とともに筋肉の硬直が始まります。

よって体が固まってしまっている金魚は死んでしまっている金魚です。

白いモヤモヤなどのふやけた状態が見られる

さらに時間が経過すると金魚自体の腐敗が始まりますので、金魚の周辺に白いモヤモヤしたものが増えたり、体がふやけた状態になってしまいます。

このような状態になると急激に水質を悪化させてしまいますので、早めに水槽から取り出しましょう。

ただ、金魚の病気の中には金魚の体表に白いモヤモヤしたものが付着するものもありますので、見極めが必要になってきます。

目が白濁している

金魚が死んでしまうと体内のタンパク質が凝固し始めるため金魚の目が白濁してしまいます。

今までの条件に合わせて、さらに目の白濁が確認できた時は金魚が死んでいる状態と言えます。

金魚自体が臭う

金魚は無臭ではありませんが、死んでしまった金魚は明らかな腐敗臭がするようになってきます。

よって金魚の臭いが変わってしまった時も金魚が死んでいる状態と言えます。

このように金魚が寝ている状態と死んでいる状態では明らかな違いがありますので、初心者の方でも状態の違いは見極めやすいものです。

金魚は寝る時に背びれをたたむ?

金魚が寝る時には背びれをたたむこともあります。

背びれをたたむ理由としては、体に水を流して体温を調節するためや、敵からの攻撃を避けるためなどが考えられます。

金魚は背びれをたたむことで、その大きさや形状を変え、外敵から身を守ることができるのです。

また、寝ている環境に安心しきってリラックスしている状態にも見えます。

ただ、金魚はストレスや病気のサインとして背びれをたたむこともあるため、背びれの状態だけではなく、全体の行動や他のひれの動き、体色なども注意深く観察することが重要です。

金魚が寝る時の疑問まとめ

  • 金魚が寝ることはあるが、金魚が寝ると言っても私たちがイメージするような目を閉じての深い睡眠はしない。
  • 多くの金魚は水槽の底や水草の隠れ家で静かに時間を過ごすことが多いですが、一部の金魚は水面近くで浮いたまま、過ごすこともある。
  • 金魚が寝ている状態と死んでいる状態では、明らかな違いがあるため初心者でもその判断はつけやすい。
  • 金魚が寝る時に背びれをたたむことはよくあることだが、病気やストレスが原因で背びれをたたむこともあるため見極めが必要。

今回は金魚が寝る時の疑問についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

-金魚の世話と水質維持