金魚の水草の入れ方は?
金魚の水草は浮く?浮く時はどうする?
金魚の水草はおもりで沈める?
金魚の水草は砂利に植えた方がいい?
こんな金魚の水草の入れ方に関する疑問についてご紹介いたします。
金魚の水草の入れ方は?
金魚水槽に水草を入れたいけれど、水草を育てた事が無いからどのように入れればいいのかわからない?
そんな疑問にお答えします。
まず、金魚用に購入した水草は水槽や金魚鉢に入れる前に軽く洗います。
水草を洗う理由としては水草に付着している汚れやコケ、貝類などを水槽に持ち込まないためです。
水草を洗う方法としては、水槽の水をバケツなどに汲み出して濯ぐ方法や水道水でジャブジャブと洗う方法などがあります。
水道水にはカルキが含まれていますので、金魚の飼育水としてはそのまま使えませんが、水草を洗う程度なら水道水でも問題ありません。
アナカリスやカボンバなどの有茎系水草と呼ばれる茎がある水草は、購入時に根元が腐っていることもありますので、この時点でしっかり確認しておきましょう。
もし黒ずんでいたり、ブヨブヨしてるような時には、傷んでいる部分をカットしておきます。
そのまま水槽に入れても回復することはなく、水質を悪化させてしまう原因となってしまいますので注意しましょう。
水草を綺麗に出来たら、水槽に水草を投入します。
金魚の水草は浮く?浮く時はどうする?
金魚の水草には色々な種類の水草がありますが、そのほとんどの水草には浮力があります。
よって水槽にそのまま入れても浮いてしまいます。
アヌビアスやウィローモスなど一部の水草は水槽に入れるだけで沈んでくれますので、そのまま入れるだけでも大丈夫ですが、浮いてしまう水草はそのままではレイアウト出来ません。
ただ、レイアウトを気にしないのなら、そのまま浮かせておいても水草は枯れることはありません。
もし、その状態で水草が枯れてしまう場合には浮かせている事が原因ではなく、水草の環境に問題がありますので、環境の見直しが必要です。
水草の中でもマツモやリシアなどは浮遊性の水草ですので、浮かせて育てるのが本来の姿です。
また、ホテイアオイやアマゾンフロッグピッドなどの浮草を利用すれば、浮かせておくだけなので簡単です。
その他の水草はどのようにレイアウトすれば良いのでしょうか?
金魚の水草はおもりで沈める?
水草を沈めて育てたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。
一昔前なら水草を購入すると鉛のおもりが巻いてありましたが、最近では鉛のおもりが巻かれていない場合も多いものです。
そのような時には水草用のソフトおもりなどが販売されていますので、利用すると良いでしょう。
水草をおもりで巻く時の注意点は優しく巻きつける事です。
強く巻きつけてしまうと水草の茎が潰れてしまい、潰れた場所から腐敗が始まってしまいます。
よっておもりを巻く際には出来るだけ優しく巻いてあげましょう。
砂利やソイルなどを敷いていないベアタンク水槽ではこのような方法が一般的です。
しかし、水草を入れてみるとわかるものですが、意外と殺風景で不自然さが出てしまうのも事実です。
もし、水草を上手くレイアウトして自然な雰囲気のレイアウトを作りたいのであれば、やはり水草をしっかり植栽する事をお勧めします。
水草は底床に根を張り、根から栄養を吸収して成長しますので、底床に植えた方が元気に育ちます。
金魚の水草は砂利に植えた方がいい?
金魚の水草を植えるには、砂利や土などの底床が必要となってきます。
もちろん水草を砂利に植えても大丈夫ですが、砂利に植える際には砂利の大きさにも注意が必要です。
あまり大きな玉砂利などですと、水草が抜けて浮いてしまう事もあります。
また、大きな砂利は細かい砂利やソイルに比べると濾過バクテリアの繁殖数も少なくなります。(多孔質な表面積が必然的に少なくなるため)
水草は濾過バクテリアが水槽内で分解した有機物を栄養として成長するため、水草の成長と濾過バクテリアの働きには切っても切れない関係があります。
このような理由から水草を植える底床にはソイルや細かい砂利がお勧めです。
金魚の水草の入れ方まとめ
- 金魚の水草は入れる前にしっかりと洗い、水草に付着している汚れやコケ、貝類などを水槽に持ち込まないようにする。
- 水草は浮かせて育てる事も出来るが、しっかりレイアウトしたい場合にはおもりを使う方法もある。
- 水草の種類によって浮きやすい水草と沈みやすい水があるので、上手く使い分けると良い。
- 水草を砂利などに植える際には粒の大きなものではなく、粒の小さな砂利かソイルがお勧め。
- 底床の中では濾過バクテリアの働きによって水草に必要な栄養が作られるため、底床の種類も重要。