
金魚は何日間餌をあげなくても大丈夫?
金魚の餌が少なすぎるのは問題?
金魚の餌のやりすぎはどんな問題が起こる?
金魚が口をパクパクして餌を欲しがる時はあげてもいい?
金魚の空腹のサイン症状とは?
こんな金魚の餌の頻度に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
金魚は何日間餌をあげなくても大丈夫?
一般的に金魚は2週間くらいなら餌を食べなくても生きていけると言われています。
しかし、金魚の健康と長寿のためには、一般的に毎日餌を与えることが推奨されます。
毎日の給餌を難しい場合は、1日おきに気持ち多めに餌を与えるのがベストです。
金魚が餌なしでどのくらい生き延びることができるかという答えは、いくつかの要因に左右されます。
例えば、金魚の大きさ、年齢、健康状態、季節などをすべて考慮する必要があります。
また、「餌なし」と「餌を与えていない」とでは状況が変わってくる場合もあります。
餌なしとは呼んで字の如く食べるものが全く無い状態を指し、餌を与えていない事はとは違います。
金魚を屋外飼育していると室内の水槽飼育に比べて餌を与えていなくても元気に成長していることがあります。
その理由は金魚が雑食性であり、人が与える人工フード以外にも自然に繁殖する植物プランクトンやコケ、ミジンコなどの微生物を食べているからです。
よってそのような環境では餌の頻度や量を少なくしても問題なく金魚が成長することが出来ます。
金魚の餌が少なすぎるのは問題?
金魚が元気に成長し、健康を維持するためには、最低限の栄養が必要になります。
餌の量が少なすぎると、栄養失調になり、体調が著しく低下したり、免疫力が低下したりすることがあります。
また、栄養不足は、代謝異常、成長阻害、変色、身体的奇形の発生につながる可能性もあります。
金魚の健康を維持するために必要な栄養を摂取できるよう、金魚の餌が少なすぎないか注意深く観察することが大切です。
見た目的には痩せ細ってみえたり、色合いが悪くなったりしますので、日々の観察によりそのような問題がないか確認してみましょう。
金魚の餌のやりすぎは問題が起こる?
餌が少なすぎると多くの問題を起こすからと言って多めにあげ過ぎてしまうと、また違った問題を起こすこともあります。
金魚に餌を与えすぎると餌を消化するのに時間がかかり、消化不良を起こしたり、消化管に老廃物が蓄積されることがあります。
その結果、金魚のエネルギーや泳ぐ意欲が失われ、成長や発達に問題が生じ、最悪の場合、死に至ることもあります。
さらに、余分な餌はすぐに食べなければ水を汚し、水槽内の生体にさらなる問題を引き起こす可能性があります。
餌の食べ残しは水槽の底に沈み、放置すると嫌気性菌の温床になる可能性があります。
その状態を放置してしまうと水質が悪化し、金魚にとって好ましく無い環境になってしまいます。
そのため、餌を与えすぎない事を前提に食べ残した餌はすぐに取り除くようにしましょう。
金魚が口をパクパクして餌を欲しがる時はあげていい?
金魚は人が近づくと口をパクパクとあげて餌を欲しがる仕草をします。
このように懐かれると、つい餌をあげたくなってしまいますが、毎回餌を欲しがるたびに与えてはいけません。
金魚は食欲旺盛なため餌を与えれば与えただけ食べてしまいます。
その結果、食べ過ぎによる肥満や消化器系への負担などにより短命になる事が知られています。
金魚の餌やりは決めた時間と回数を守り適切な量を与えることが必要となってきます。
金魚の空腹のサイン症状とは?
金魚は食欲旺盛で、食べ物に対して熱心に反応することで知られています。
そんな金魚に適切な栄養を与えるために、金魚の空腹のサインを見分けることが重要です。
金魚が空腹であることを示す一般的な指標としては、水面で餌を探す、砂利を掘る、水槽内の混泳生物を食べようとするなどの行動が増加することが挙げられます。
したがって、金魚がこれらの行動を示していることに気づいたら、それは金魚が空腹であることを示すサインです。
金魚の餌の頻度まとめ
- 金魚は2週間位なら餌を与えなくても生きていられる
- 室内水槽よりも屋外飼育の方が自然と金魚の餌となるものが繁殖しやすいため餌やりの頻度が少なめでも問題ない
- 金魚の餌が少なすぎると栄養失調となり、無気力になったり痩せ細ってしまう
- 餌の与え好きは消化不良や消化器官のトラブルを起こしやすくなるうえ、水質悪化を早める原因にもなる
- 金魚が水面で口をパクパクしていても食べるだけあげてはいけない。餌やりの時間の回数を守り適切な量を与える事が望ましい
今回は金魚の餌の頻度に関する疑問についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にして頂けると幸いです。