金魚が飛び跳ねる!?飛び出し事故はなぜ起こる?防止方法は?

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金魚が飛び跳ねる!?飛び出し事故はなぜ起こる?

金魚が飛び跳ねる理由は?

金魚の飛び出し事故はなぜ起きる?

金魚の飛び出し防止方法とは?

飛び出した金魚の治療方法とは?

こんな金魚の飛び跳ねや飛び出し事故に関する疑問についてご紹介いたします。

金魚が飛び跳ねる理由は?

金魚が飛び跳ねる姿を見かけたら皆さんはどのように感じるでしょうか?

飛び跳ねるほど元気が良いのは良いことと思うでしょうか?

それとも飛び跳ねるのは、なにかに恐れているのではと思うでしょうか?

実は金魚が飛び跳ねる理由は一つではなく、色々な理由により飛び跳ねることがあります。

まず、金魚が飛び跳ねる行動は、一般的には異常な状態を示しています。

金魚が飛び跳ねる主な理由は

  • ストレス(驚き)
  • 病気
  • 水質の変化
  • 餌を欲しがる行動
  • 発情期による追い回し

などが考えられます。

ストレス(驚き)によって飛び跳ねる

ストレスは水槽の環境が適切でない場合や、他の金魚との縄張り争いなどから生じます。

水槽が狭すぎる、水温が適切でない、水質が悪い、餌が不足しているなどの状況は、金魚にストレスを与えます。

さらに急に大きな音がしたり、水槽の前に急に人が現れたりすることも金魚が驚き、ストレスとなることがあります。

寄生虫などの病気が原因で飛び跳ねる

金魚が病気になった場合や体に寄生虫がついている場合なども、飛び跳ねる行動を引き起こすことがあります。

特にウオジラミやイカリムシといった寄生虫が体についていると、金魚がかゆがり、寄生虫を取ろうとして飛び跳ねることがあります。

水質の急激な変化によるショックで飛び跳ねる

水温や水質の急激な変化も金魚が飛び跳ねる原因となります。

金魚は比較的安定した環境を好むため、急激な変化に対してストレスを感じ飛び跳ねることがあります。

特に水換えによって水質が変わると、金魚が驚いて飛び跳ねることがあります。

水換えを行う際は、水質や水温の変化をなるべく少なくすることが重要です。

餌を欲しがる行動として飛び跳ねる

餌やりの時に金魚がエサを早くもらいたいというアピールのために飛び跳ねることもあります。

特に多くの金魚を飼育している場合には、我先にと餌を求めて飛び跳ねることがあります。

ただ、このような行動は金魚が元気である証拠でもありますのでそれほど問題視することはありません。

発情期による追い回しで飛び跳ねる

オスの金魚がメスを追い回す発情期に、メスが驚いて飛び跳ねることがあります。

この場合、メスを一時的に隔離することで解決できることもあります。

以上のように金魚が飛び跳ねる理由は様々ですが、金魚が飛び跳ねる行動には何らかの問題を示している可能性が高いため、注意深く観察し、適切な対策を講じることが重要です。

金魚の飛び出し事故はなぜ起きる?

金魚が水槽から飛び出す事故は、さまざまな要因により引き起こされます。

まず、金魚の飛び出し事故が起こる一つの理由は、水槽の水量が適切でないことです。

水が多すぎると、金魚がジャンプした勢いで水槽から飛び出してしまう可能性が高くなります。

そのため、水槽の水量は適切に管理し、水面を低く抑えることで金魚が飛び出す事故を防ぐことができます。

また、水温や水質の急激な変化も金魚の飛び出し事故が起こる原因となります。

さらに、金魚が飛び跳ねる理由として挙げました病気や寄生虫の存在も考えられます。

特に、ウオジラミやイカリムシといった寄生虫が金魚に取り付くと、金魚は皮膚炎を起こし、衰弱して死に至ることもあります。

そのため、金魚が飛び跳ねる行動をとった場合は、寄生虫の存在を疑い、適切な治療を行うことが必要です。

また、金魚が水槽内で他の金魚から追い回され、驚いて飛び跳ねることもあります。

金魚の過密飼育になっていると、金魚はストレスを感じ、縄張り争いが起こる可能性があります。

その結果、追いやられた金魚が飛び跳ねて飛び出し事故が起こってしまうこともあります。

したがって、金魚の個体数に合わせた水量を確保すること、または水槽を大きいものに変えるなどの対策が必要です。

金魚の飛び出し防止方法とは?

金魚が水槽から飛び出す事故を防ぐための方法はいくつかあります。

水の量を調節して水面の高さを管理する

先にも述べましたが、水槽の水量を適切に管理することが重要です。

水槽の上部ギリギリまで水を入れるような飼育方法をあまりおすすめできませんので、水面を少し下げて管理するようにしましょう。

水槽に蓋をする

また、水槽に蓋をすることも効果的な対策の一つです。

蓋があると金魚が飛び跳ねても水槽から飛び出すことはありません。

ただし、蓋をする際は、水槽内の蒸れを防止するためにも適度な通気性を保つことが重要です。

浮き草などをレイアウトする

水面にホテイアオイやフロッグピットのような浮き草をレイアウトすることも金魚の飛び出し防止策となります。

ガラスの蓋などに比べると対策効果を弱いかもしれませんが、水槽内が蒸れることがないうえに金魚がぶつかっても怪我をしないという点でもおすすめです。

また浮き草は自然な風景を作り上げてくれるうえに水質の浄化効果なども見込めるため色々な面でメリットが大きいとも言えます。

防虫ネットを被せる

屋外の睡蓮鉢などで金魚を飼育している場合には防虫ネットなどを被せるのも効果的です。

波板などを置く方法も飛び出し防止対策としては有効ですが、暑い時期には蒸れてしまうこともあります。

よって防虫ネットのような通気性の高いものを使用することをおすすめします。

これらの方法で金魚の飛び出しを防止することは可能ですが、金魚が飛び跳ねる原因を解決することも必要となってきます。

先にご紹介しました理由の中から思い当たる問題を探し出し、解決してあげましょう。

飛び出した金魚の治療方法とは?

金魚が水槽から飛び出してしまった場合には、その後の治療は非常に重要です。

まず、金魚が飛び出して乾燥した状態になると、ヒレが壊死し、ボロボロになる可能性があります。

その結果、ヒレの大部分を失うこともあります。

しかし、時間の経過とともにヒレは再生しますが、元の大きさには戻らない可能性もあります。

また、金魚の体を包むヌルヌル成分(粘膜)が失われると、病原菌への抵抗力を失い、無防備な状態になります。

さらに怪我をしてしまい出血が見られる場合には、体液が飼育水に流失しやすくなります。

対処方法としては、0.5%の塩水浴が有効です。

塩水浴により、飼育水の塩分濃度が体液に近づき、体液の流出量が減少します。

金魚の体表が荒れてしまっている場合には、粘膜保護剤の使用も考慮しましょう。

粘膜保護剤により、失われた粘膜の代わりに一時的に金魚の魚体表面を保護することができます。

治療期間はおおよそ2週間くらいで考えておきましょう。

最初の1週間は、血の滲みなどが見られる場合には、0.5%の塩水浴を行います。

また、餌は水を汚す原因となるため、しばらく絶食させます。

水換えは、二日に一度程度、20%程度の水量を交換し、綺麗な水を保ちます。

2週間ほど経過すれば、他の金魚との混泳も可能になりますが、他の魚が傷ついたヒレを突っつくような行動が見られるようならば、もう少し隔離を続けるようにしましょう。

金魚の飛び跳ねや飛び出し事故まとめ

  • 金魚が飛び跳ねる理由には色々あるため、考えられる原因を一つずつ解決していくことが大切。
  • 金魚の飛び出し防止対策としては、水面を下げる、蓋をする、浮き草をレイアウトする、防虫ネットをかけるなどの方法がある。
  • 金魚の飛び出し事故が起こってしまった際には、できるだけ早めに治療を行うことが大切。
  • 治療には塩水浴や粘膜保護剤の使用による粘膜の保護と回復を行うことが重要。

今回は金魚の飛び跳ねや飛び出し事故に関する疑問についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

-金魚の世話と水質維持