金魚の産卵は何歳からできる?早い産卵は良くない?

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金魚の産卵は何歳からできる?早い産卵は良くない?

金魚を飼い始めてしばらくすると繁殖に興味が湧いてくる方も多いのではないでしょうか。

「うちの金魚はもう産卵できる年齢なのだろうか」「まだ若いのに産卵させても大丈夫なのか」といった疑問を持たれる方は少なくありません。

金魚の産卵適齢期については、知っているようで意外と正確に把握していないことが多いものです。

オスとメスで異なる産卵可能年齢

金魚は1歳を超えると産卵が可能になると言われています。

具体的には一冬越えると産卵できる状態になります。

ただし、これはあくまでも「生物学的に産卵できる」という意味であり、実際に繁殖を試みるうえでの適齢期とはまた別の話になります。

実際には、オスは2歳から、メスは3歳から産卵できると言われています。

この年齢の差は、メスのほうがオスよりも体の成熟に時間がかかるためです。

大きさで言えば、体長が10cm程度あれば繁殖できると考えてよいでしょう。

また、品評会に出場するような金魚は1年で急激に大きく育てられるため、1歳でも産卵が可能になる場合があります。

つまり、年齢だけでなく体の成長具合も大きく影響するということです。

逆に成長がゆっくりな個体であれば、年齢上は産卵可能な時期になっていても実際には繁殖しないこともあります。

産卵の適齢期はいつ頃か

実際に産卵させるのに最も適した年齢は、3歳から4歳の金魚を親に使うのがベストです。

それ以上高齢の魚を使うと逆に産卵数が少なくなることもあります。

なぜこの年齢が理想的なのかというと2歳以上になり体が大きく成熟すれば抱えられる卵の数が増えます。

一度に採れる卵の数が増えますし、採れる卵の数が多ければ質の良い卵の割合も増えます。

一方オスの金魚の場合も体が成熟した方が精子の放出量が増え、受精する確率が高まりますので、それだけ受精卵の割合が増えます。

産卵の上限年齢については、繁殖できる期限はだいたい7歳から8歳までで、歳をとるほど産卵する卵の数が減り、孵化率も低くなります。

8歳以降は無理に繁殖させるよりも長生きを目指してのんびりと飼育してあげるほうが金魚にとっても良いでしょう。

若いうちの産卵は良くないのか

「1歳でも産卵できるなら、早く産ませてみたい」と思う方もいるかもしれません。

しかし、早すぎる産卵には金魚にとっていくつかのデメリットがあります。

まず卵の量と質の問題があります。

メスの体が小さいうちは卵を作り出せる数が多くありません。

まだ体が小さくお腹の容量も少ないですから、作り出せる卵が少ないのも当然です。

数が少ないということは、その中から状態の良い卵が生まれてくる割合も自ずと低くなります。

次に体への負担です。

産卵自体、とても体力を使うものです。

産卵後のメスの金魚は、交尾の際にオスの金魚に追い回されており、非常に弱っている場合があります。

成長途上の若い個体にとって、この消耗は特に大きなリスクになり得ます。

その結果として体がまだしっかり育っていない段階での産卵は、その後の成長にも影響を与える可能性があります。

繁殖行動はオスメスともに負担になりますので、産卵適齢期になるまではオスメスを分けて飼育したり、水温を変化させず一定に保つなどして、成熟前の繁殖行動を防ぐのも一つの手です。

水温を一年を通じて一定に保っていると季節による温度変化がなくなるため生殖腺の発達が起こりにくくなり、自然と繁殖行動が抑制されます。

さらに冬眠を経験していない魚は、産卵成功率が低いといわれています。

そのような理由からヒーターで加温して飼育した場合、失敗に終わる可能性が高いといわれています。

このことからも金魚の繁殖は単に「何歳から可能か」というだけでなく、きちんと冬を経験させた成熟した個体を使うことが、成功への近道であることがわかります。

産卵前年からの準備が成否を左右する

3歳をむかえるころにしっかりと成長できているようにそれまでに餌をたくさん食べさせて成長させることが大切です。

特に産卵させる前年の夏から秋にかけてはしっかりと餌を食べさせるようにしてください。

秋になったら繁殖させたい親魚を別々の水槽に分けて飼育し、たっぷりエサを与えましょう。

水温が完全に下がりきるまでにいかに大きく育てるかが重要です。

こうして体力と栄養を蓄えた親魚が、翌春に質の良い卵を産んでくれるのです。

金魚の繁殖を急ぐ気持ちはわかりますが、焦って若いうちから産ませようとするより、じっくりと成熟させてから挑戦するほうが、親魚にとっても稚魚にとっても良い結果につながります。

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