オランダ獅子頭の特徴と飼い方

オランダ獅子頭はその風貌から金魚のことをあまり詳しく知らない人からみると高価で飼育の難しい金魚に思われがちですが以外にもオランダ獅子頭は昔から比較的多くの人に飼われている飼育しやすい金魚なのです。
オランダ獅子頭の名前の由来にもなった頭部のよく発達した肉瘤は琉金の突然変異を固定したもので独特なずんぐりむっくっりした体型も琉金の体型を受け継いでいます。
さらに名前にオランダとついていますが実はオランダから輸入されたものではなく、今から200年前くらい前の中国から輸入された品種の金魚なのです。
ではなぜオランダとついているのかというと当時は珍しいものを何でもオランダと呼んでいた為にそのような名前になりました。
この品種の特徴はなんといっても頭部の肉瘤ですが生後1年くらいまではあまり目立たず、成長とともにその特徴を露わにするようになってきます。
また尾びれは三つ尾か四つ尾が普通で、角張った頭部に肉瘤がよく発達しており、尾柄が太く、尾びれが大きいものが優秀魚とされています。
以前関西や四国地方で盛んに飼育されたオランダ獅子頭はリュウキンよりも長い体型をしていましたが、最近よく目にするオランダ獅子頭は一般的に好まれやすい丸みを帯びた体型に品種改良されています。
オランダ獅子頭の飼い方
オランダ獅子頭の飼育では水質に対しては初心者向き金魚同様にあまり神経質にならなくても大丈夫です。
オランダ獅子頭はその体型からも読み取れるように泳ぎがあまり得意ではありませんので泳ぎの得意なフナ型の和金やコメットなどと一緒に飼育すると餌にありつけないことがあります。
よってオランダ獅子頭だけの単独飼育が望ましいでしょう。