出目金(デメキン)の種類・特徴と飼い方

2019年10月22日

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出目金

出目金は文字どおり大きな眼球が横に飛び出している特徴的な金魚で、他の魚類でもあまり類を見ない特徴と言えるでしょう。

その特徴的な目をグロテスクと感じる人もいるでしょうが、一方で大きく飛び出した目と愛くるしい泳ぎ方に可愛らしさや魅力を感じる人も多いのです。

出目金の特徴と種類

出目金の特徴であるその目は、体の大きさに対して大きいほどよい魚とされており、体は琉金型ですが、やや胴長で尾びれには三つ尾、四つ尾、さくら尾などがあります。

出目金の体色には赤色、黒色、雑色の三種があり、それぞれアカデメキン、クロデメキン、サンショクデメキンと呼ばれ区別されています。

アカデメキンは赤一色の魚体のものでこれがデメキンの原種となっており、クロデメキン、サンショクデメキンはアカデメキンの突然変異種を固定したものです。

出目金の中で最も人気の高い黒出目金は言うまでもなく黒一色ですが、三色出目金は赤、白、黒、藍色などが複雑に入り混じった雑色をしています。

金魚の体色は普通、赤が基調で一番人気があるのですが、出目金だけは全身が黒い黒出目金が最も多く生産されています。

朱文金やキャリコなど多くの金魚の雑色性に貢献しているのが三色出目金で三色出目金との交配により様々な金魚が作出されてきました。

キャリコ琉金やアズマニシキなどにみられる独特なまだら模様もすべてキャリコ(三色)出目金との交雑によって作られたものです。

出目金の飼い方

出目金は和金などに比べるとその体型からもわかるように泳ぎはあまり得意ではありません。

よって水流の強い濾過フィルターを使用すると流されないために常に泳ぎ続けなければいけないのでスタミナを消耗しやすくなってしまいます。

金魚全般に強い水流は好みませんが、出目金を飼育する場合には特に水流には気をつけたいところです。

また、ほかの種類の金魚などと混泳をさせる場合には餌を満足に食べられないこともありますので、餌を与える時にはしっかり餌を食べれているか観察しながら与えるようにしましょう。

水質に対しては、さほど敏感ではありませんので定期的な水換えにより一定水質を保ってあげれば問題はありません。

夏場の水温上昇と酸素不足には弱い面がありますので注意が必要です。

上記の注意点を意識していれば、詳しい出目金の飼い方は他の金魚の飼い方と同じで問題ありません。

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