らんちゅうの肉瘤を大きくするための餌に必要な成分とは?

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らんちゅうの肉瘤を大きくするための餌に必要な成分とは?

らんちゅうの最大の魅力といえば、頭部を覆うように発達したぷにぷにとした肉瘤です。

かつては脂肪によって形成されているという認識が広く持たれていましたが、最近の研究では肉瘤・フンタンの成分は表皮と真皮(コラーゲン等)であり、これらによる盛り上がりだと判明しています。

つまり、肉瘤・フンタンを形成しているのは金魚の皮膚だということです。

より正確に言えば、肉瘤・フンタンの成分は表皮と皮下脂肪(コラーゲン等)でできており、栄養素で言うとタンパク質と脂肪が重なり合って構成されています。

このことを踏まえると肉瘤を育てるために何を意識して餌を選ぶべきかが自ずと見えてきます。

タンパク質の重要性

肉瘤はたんぱく質によって形成されているため、高たんぱくな餌をたくさん食べることで肉瘤が発達しやすいとされています。

タンパク質は肉瘤を構成する皮膚組織やコラーゲンの原材料となるため、らんちゅうを育てるうえで最も意識したい栄養素です。

市販の人工飼料を選ぶ際には、パッケージ裏面の成分表示を必ず確認するようにしてください。

たんぱく質が48.4%以上という非常に高たんぱく質な餌もあり、バランスの取れた内容のものが肉瘤の発達に向いているとされています。

ただし、タンパク質の含有量が高ければ高いほど良いというわけでもなく、消化への影響も考慮しながら選ぶことが大切です。

脂肪分の役割

タンパク質と並んで重要なのが脂肪分です。

以前は脂肪で形成されていると考えられていたため、脂肪分の多いエサが重宝されてきました。

今でも人工餌における含有脂肪分の割合を重視されているのはそういった歴史があるからです。

現在では皮膚組織が主体であることが分かっているものの、肉瘤・フンタンの大きさが成長具合と関係していることからも高タンパク質・高脂肪の餌は必要です。

脂肪分はらんちゅう自体の体格を作るためにも欠かせない栄養素であり、肉瘤の土台となる体全体の発育に大きく貢献します。

したがって、高タンパク・高脂肪という二つの要素を兼ね備えた餌を選ぶことが、肉瘤育成の基本となります。

消化吸収を妨げる成分への注意

栄養価が高くても消化を妨げる成分が含まれていると逆効果になることがあります。

高たんぱくな餌は立派に育つ反面、消化が悪く糞が透明になってしまったり、消化不良になったり、酷いと転覆病の症状が出ることがあります。

消化不良の原因に餌の繋ぎとして使われる小麦粉が挙げられますが、小麦粉は金魚が消化できない物質です。

そのため、成分表示を確認する際には、タンパク質・脂肪の含有量だけでなく、繋ぎに何が使われているかにも注目することをおすすめします。

消化に優しい素材を繋ぎに用いた製品は、栄養の吸収効率が高まり、結果として肉瘤の発達にもつながります。

アスタキサンチンなど色揚げ成分の働き

肉瘤の発達に直接関わるわけではありませんが、天然色素のアスタキサンチンやゼアキサンチンが配合された餌は、金魚の色揚げ効果が高いとされています。

らんちゅうの品評会では体色の鮮やかさも評価の対象となるため、こうした色揚げ成分を含む餌を取り入れることで、肉瘤の発育と美しい体色の維持を同時に目指すことができます。

水温に応じた成分の使い分け

同じ高タンパクの餌であっても与えるタイミングや水温によって消化への影響が変わってきます。

低水温のときは消化の良い胚芽入り飼料や赤虫を選び、水温が上がるにしたがって肉瘤増強・色揚げに効果的な高タンパクの餌や赤虫等を組み合わせて与えるのが実践的な方法です。

特に冬眠明けや水温が不安定な時期に高タンパクの餌を無理に与えると消化不良を招きやすいため、季節の変わり目には消化しやすい胚芽系の飼料を主体にして、様子を見ながら徐々に切り替えていくほうが安全です。

水温と成分の組み合わせを意識することが、長期的な肉瘤育成においてとても重要なポイントになります。

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