らんちゅうのエアレーションはぶくぶくが強すぎると尾形が崩れる?

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らんちゅうのエアレーションはぶくぶくが強すぎると尾形が崩れる?

らんちゅうの飼育において、エアレーションの強さは非常に気になるポイントのひとつです。

ぶくぶくが強すぎると尾形が崩れるという話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これは完全に的外れとも言い切れない部分があり、実際のところ少し複雑な話になります。

らんちゅうはどのような環境を好む魚なのか

らんちゅうはもともと止水、つまりほとんど流れのない水の中で生息することに適した品種として作られてきました。

らんちゅうは溜まり水の中で生息する魚であり、過度な水流がある環境では泳ぎや尾形などに負担がかかります。

背びれがなく、ずんぐりとした丸い体型をしているため、泳ぎが下手で強い水流が発生していると泳ぎ疲れて衰弱してしまうことがあります。

こうした体の構造的な弱さが、エアレーションとの関係を考えるうえでの大前提となります。

水流と尾形の関係

「ぶくぶくが強すぎると尾形が崩れる」という話の根拠として挙げられるのが、強い水流による身体への負荷です。

過度な水流がある環境では泳ぎや尾形などに負担がかかるとされており、投げ込み式フィルターやエアーストーンで動く程度の水流での飼育が理想とされています。

らんちゅうが強い水流の中で常に泳ぎ続けるとバランスを保とうとして体に余計な力が入り続けます。

本来であれば水平を保ちながらゆったり泳ぐ金魚が、流れに逆らうために体をひねったり、無理な姿勢を続けたりすることで、徐々に尾びれの広がり方や体軸のバランスに影響が出てくることが懸念されます。

特に品評会を目指して育てているような個体では、こうした環境的な影響が尾の美しさに直結するため、飼育者たちはエアレーションや水流の管理に非常に神経を使います。

ただし、「ぶくぶく自体」が直接尾形を崩すというよりもエアレーションによって生じる水流の強さが問題です。

エアストーンから出る細かい泡そのものよりも泡が水を動かすことで生まれる流れが魚体に影響を与えるという点を理解しておく必要があります。

エアレーションは必須だが強さの調整が必要

一方で、エアレーションを止めてしまえば解決かというとそういうわけにもいきません。

らんちゅうは酸素不足にも弱いですから、エアレーションやフィルターを止めたりするとすぐに酸欠になるので注意が必要です。

酸素供給という点でエアレーションは欠かせない設備であり、やめることは選択肢に入りません。

求められるのは「強すぎず、弱すぎず」というバランスで、エアレーションなら弱めにするとか、なるべく隅の方に設置するとか、上部フィルターから流れ出る水流はガラス面に向けて強い流れにならないようにするなどの工夫が必要です。

エアストーンの位置を水槽の端に寄せるだけでも水流が水槽全体に広がるのを防ぎ、らんちゅうへの負担をかなり軽減することができます。

適切なエアレーション設備の選び方

フィルターの種類によってもらんちゅうへの影響は大きく変わります。

水槽飼育では水流が起こりやすい外部フィルターはお勧めできません。

外部フィルターを使う場合は水流を起こさない工夫が必要です。

投げ込み式とスポンジフィルターは水流もそれほど発生させず、エアレーションも兼ねているため丸型の金魚飼育におすすめです。

ただし、濾過能力は上部式・外部式ほど期待できないため、こまめなメンテナンスが必要になります。

エアストーンを使う場合は、細かい泡を出すタイプを選ぶと水流を抑えながら酸素供給ができます。

直径50mm程度の丸型エアストーンを水槽の隅に配置し、エアポンプの出力をバルブで絞って使うのがひとつの定番スタイルです。

尾形に影響する要因はエアレーションだけではない

尾形に影響を与える要因はエアレーションだけではありません。

水深も重要な要素のひとつで、らんちゅうとしての魚の形を維持するためには水深を浅めにする必要があります。

水深については魚の生死に直接関係することはありませんが、上から見た姿が若干変わることがあります。

水深が深すぎると体型の維持に影響が出る可能性が指摘されています。

また、品評会を視野に入れた上級者の飼育では、稚魚期の水温管理や孵化環境も尾の形成に関わるとされており、エアレーションの強さだけを気にするのではなく、飼育環境全体を総合的に整えることが、美しい尾形を維持するための近道といえるでしょう。

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