金魚の水合わせの時間とやり方!失敗の症状と水合わせをしないと起こる問題

2020年8月7日

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金魚の水合わせ

金魚の水合わせの時間は何分くらい必要?

金魚の水慣らし時間はどのくらい必要?

金魚の水合わせをしないとどうなる?

金魚の水合わせを失敗した時の症状とは?

金魚の水合わせの仕方(やり方)とは?

金魚の水合わせを簡単にする方法とは?

金魚の水合わせでは水温合わせも大事?

こんな金魚の水合わせに関する疑問についてご紹介いたします。

金魚の水合わせの時間は何分くらい必要?

金魚を新しい水槽や環境に移す際には、急激な水温や水質の変化を避けなければなりません。

急激な環境の変化は金魚にショックやストレスを与えてしまいます。

急激な環境の変化は金魚にとって大きなストレスとなり、最悪の場合には金魚が一晩にして死んでしまうこともあります。

そのような問題を避けるために必ず行わなければならない作業が水合わせです。

水合わせの時間は一般的には30分から1時間程度が良いとされています。

ただし、この時間はあくまでも基準であり、金魚の種類や状態、水合わせを行う時の水温差などによって変わってきます。

水合わせの考え方としては、時間や手間を惜しまずにゆっくり行うほど金魚にとっては環境の変化が少なく、良いとされています。

逆に水合わせの時間を短縮すると、簡単で手間がかからない分、金魚にストレスを与えるリスクが高まります。

この双方のメリットとデメリットのバランスを考えながら水合わせの時間を決めていくと良いでしょう。

水合わせとは、金魚が入っている袋の水温や水質を徐々に水槽の環境に合わせていく作業を指します。

具体的な手順としては、まず金魚を袋に入れたまま水面に浮かべて、30分ほど待ちます。

この間に袋の中の水温が水槽の水温に近づくことで、水温差が緩やかになります。

その後、水槽の水を少しずつ袋の中に足していくことで、水質の変化も徐々に行います。

この過程を繰り返し、最終的に金魚を新しい水槽に移します。

金魚の水慣らし時間はどのくらい必要?

金魚の水慣らしという言い方もありますが、水合わせ作業全体の事を水慣らしと考えるか、水質を合わせることを水慣らしと考えるかは人それぞれかもしれません。

もし、金魚の水慣らしを水質合わせと考えるのであれば、金魚の水慣らしの時間は水温合わせの時間よりも短くても問題ありません。

その理由として、日本の水質は中性に近く、金魚が元気に泳いでいる環境であれば大きなpH差が起きることは少ないからです。

ただし、水槽の水換えを長年していないなどの環境では、水質が大きく傾いていることもありますので注意が必要です。

新しく用意した水槽であれば特に大きな問題はありません。

金魚の水合わせをしないとどうなる?

金魚などの生体を水槽に投入する際には水合わせを行うことが当たり前の様に言われていますが、何故水合わせが必要なのか、水合わせの本当の意味を理解せずに行っている人も多いようです。

まずは水合わせをする意味を理解し、水合わせの必要性を知ることが大切です。

金魚を新しい環境に迎え入れる時に水温や水質の急変を避け、金魚のダメージを最小限に抑えるために行う作業が水合わせです。

その水合わせをしないということは金魚に過酷を強いることになります。

素朴な疑問として水合わせをしないとどうなるのか?

その答えは最悪の場合、金魚が数日で全滅してしまいます。

金魚は非常に丈夫で飼いやすく、ある程度の水質悪化にも耐えられると言われています。

そのような情報から勘違いされることも多いのですが、ある程度の水質の悪化と急激な水質・水温の変化は全くの別物です。

金魚を新しい環境に迎え入れるということは、少なからず環境の変化が起こるという事を理解しておきましょう。

その環境の変化を極力少なくして金魚のストレスを軽減させる方法が水合わせです。

金魚の水合わせを失敗した時の症状とは?

金魚の水合わせを焦ってしまい、失敗してしまうとどのような症状が現れるのでしょうか。

水合わせを失敗してしまった時の症状としては

  • 金魚の元気がなくなる。
  • 呼吸や動きが荒くなる。
  • 食欲が無くなる。
  • 病気にかかりやすくなる。
  • 金魚が死んでしまう。

などが挙げられます。

金魚の元気がなくなる

水合わせを失敗してしまうと金魚を水槽に移した直後から活発に泳ぐことが少なくなり、水槽の底でじっとしていることが多くなる場合があります。

ただ、新しい環境に警戒して水槽の底でじっとしている事もあるため、少しの間金魚をそっとしてあげて観察してみましょう。

時間の経過とともに泳ぎ出すようになれば一安心です。

呼吸や動きが荒くなる

金魚がじっとしていることよりも問題が深刻なのが、金魚が狂ったように暴れてしまう状態です。

金魚がショックを受けてしまうと暴れるように泳ぎ出したり、エラの動きが早くなり、呼吸が荒くなる事があります。

このような状態になってしまうと飼育者としては対処法がないため金魚の生命力や体力を信じて見守るしかありません。

食欲が無くなる

金魚がじっとしている状態が長く、数日してもほとんど餌を食べない時には、問題が起きてしまっている場合が多いものです。

特に餌を与えても食べないだけではなく、全く反応しないようなことも多くなります。

病気にかかりやすくなる

水合わせ直後には目に見える異常がなくても金魚にストレスがかかっていると免疫力の低下が起こりやすくなります。

水合わせの失敗によって金魚の免疫力が低下し、白点病や尾腐れ病などの病気にかかりやすくなることもあります。

金魚のストレスや環境変化による粘膜のダメージをケアしておくことで金魚の免疫力の低下を防ぐことができます。

金魚の新規投入時や水換え時などには粘膜保護剤を使用することをおすすめします。

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金魚が死んでしまう

水合わせの失敗は、金魚にとって致命的であり、最悪の場合は金魚が死んでしまう可能性も考えられます。

先に述べましたように、水合わせ直後からの奇行が現れることもあれば、金魚の体力を徐々に奪ってしまい死んでしまうこともあります。

稀に水合わせ後、1週間くらい経ってから金魚が全滅してしまうこともあります。

この1週間くらい経ってから全滅してしまうという点に水合わせの難しさがあります。

水合わせに失敗すると投入直後に症状が出ることが多いため1週間も経ってしまうと水合わせが原因とは思わないはずです。

これが水合わせ失敗によるペーハーショックの恐ろしさです。

水合わせ方法に不安がある人は水槽の水と金魚の水のpH測定を行なってから金魚を移すようにするとさらに安心です。

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このように金魚の水合わせを失敗してしまうと様々な問題が起きやすくなります。

金魚の水合わせの仕方(やり方)とは?簡単は方法は?

水合わせの方法はいくつかありますので、ご自身のスタイルに合わせてより良い方法を選ぶと良いでしょう。

袋ごと水槽に浮かべる方法

金魚を購入した際にもらう袋を閉じたまま水槽の中に浮かべます。

時間の経過と共に袋の中の水温が徐々に水槽の水温に近づくことで、金魚が水温の変化に慣れる時間を与えます。

その後、少しずつ水槽の水を袋の中に足しながら水質にも慣らしていきましょう。

金魚が水質に慣れたら金魚を救い、水槽に投入します。

この方法が金魚の水合わせ方法の中で一番簡単な方法です。

もし袋の口が空いてしまうようなら口元を何かで抑えるようにしておきましょう。

ちょっとしたミスで一気に袋の中の水や金魚が水槽内に出てしまうと水合わせが失敗してしまうこともあります。

しっかりとした水合わせ点滴法

水合わせの点滴法とは飼育水を点滴の様にポツポツとゆっくり時間をかけて金魚のいる容器の中に投入していくことで急激な水質変化を避け、ゆっくりと水質に慣れさせる方法です。

エビ類など水質の変化に敏感な生体にはよく用いられる水あわせ方法です。

まず、購入した金魚を袋のまま30分ほど水槽に浮かべておき、水温を合わせていきます。

その後、用意したプラケースに金魚を袋ごと移します。

エアーチューブとコックを使い、エアーチューブから水槽の飼育水を軽く吸いサイフォンの原理を利用して飼育水をプラケースに注いでいきます。

エアーチューブの端一方にコックを取り付けて1滴ずつゆっくりと飼育水をプラケースに入れていきます。

水合わせの間の酸素不足が懸念させる場合にはプラケース内にエアレーションを行うとより効果的に水合わせを行えます。

ある程度プラケース内に水が溜まったら水をこぼすようにしながら2時間以上かけてゆっくりと水合わせをしてから、最後にネットで金魚を掬い水槽に投入していきます。

ネットショップなどでも水合わせに必要な道具をまとめて水合わせキットとして販売していますので上手く活用するとよいでしょう。

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金魚の水合わせでは水温合わせも大事?

水温合わせの重要性

水温の変化に敏感な金魚にとって、急激な水温変化はショックをもたらします。

そのショックが原因で、金魚が弱ったり、最悪の場合死んでしまうことも考えられます。

水温合わせを適切に行うことで、このようなリスクを大きく減少させることができます。

水温合わせのポイント

気温と水槽の温度にそれほど温度差がない時期であれば、それだけ水温合わせの時間は短縮することができます。

しかし冬のように気温が低い時期には、大きな水槽よりも水量の少ない袋のほうが水温が下がりやすい傾向があります。

よって水温差が大きくなることが考えられます。

そのような時にはしっかりと水温合わせを行うことが大切です。

金魚の水合わせ時に塩を入れると良い?

金魚の水合わせ時に塩を入れると良いのか?

この疑問に対しての答えは、基本的には金魚の水合わせに塩は必要ありません。

金魚を購入してきてから水槽に移す前にトリートメントとして薬浴を行ったり、塩浴を行う方法はありますが、そのような目的以外で塩を使う必要はありません。

もし、先に水槽内に金魚を飼育しており、新しい金魚を迎え入れるのであれば、新しい金魚が病気を持ち込んでしまうリスクも考えられます。

そのような時には、本水槽にすぐに入れるのではなく、1週間ほど隔離水槽で塩浴を行い、金魚の状態に問題がなければ本水槽に移すようにしましょう。

このような作業を行うことで本水槽への病気の持ち込みを防ぐことができます。

また、水合わせ後に金魚の元気がない時などは塩を入れる事で金魚の体力や免疫力回復を促す事が出来ます。

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金魚の水合わせまとめ

  • 金魚の水合わせの時間は一般的には30分から1時間程度が良いとされている。
  • 金魚の水合わせをしないと急激な水温や水質の変化が起こり、金魚に多大なストレスをかけてしまう。
  • 金魚の水合わせをしなかったり、失敗してしまうと金魚が狂ったように暴れたり、逆にじっとして動かなくなってしまうなどの症状が出ることがある。
  • 金魚の水合わせはそれほど費用や時間がかかるものではないので、簡単な方法で良いので必ず行うべきである。

今回は金魚の水合わせに関する疑問についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

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