金魚が沈む!?横たわる原因は病気?治療法はある?

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金魚が底に沈む

金魚が沈む横たわる原因とは?

金魚が沈んで動かない。

金魚が沈む原因は?

沈んで動かない金魚の治療は?

こんな金魚が沈んでしまって動かないような症状についてご紹介いたします。

金魚が底に沈んだまま、沈む原因は?

金魚が沈む原因としては主に以下の理由が考えられます。

  • 夜になり寝ている
  • 冬になり冬眠をしている
  • 新しい環境に怯えている
  • 体調不良によりじっとしている
  • 病気によりひっくり返るように沈む

こうしてみると金魚はとてもデリケートな生き物だということが分かりますよね。

ひとつひとつ思い当たる問題をチェックしていくと解決に繋がるかもしれません。

まず、暗くなって寝るために沈んでいるだけの時はそっとしてあげましょう。

暗くなって寝ている姿をみると色褪せた姿に見え、体調が悪いように感じでしまうこともあるかもしれません。

ただ明るくなれば元気に泳ぎ出しますので心配いりません。

明るくなっても泳ぎ出さない時には水温を確認してみてください。

水温が15℃以下の時にはじっとしていることが多くなります。

さらに水温が下がり冬が近づくと金魚は冬眠の準備に入るため餌を与えてもあまり食べなくなり、水槽の底でじっとしていることが多くなります。

金魚は水温に影響をうける変温動物ですので水温によって活動状況が変わることを覚えておきましょう。

寝ているわけでもなく、水温が低いわけでもない。

そんな時に金魚が底に沈んだままであまり泳がないのは心配になるはずです。

購入したばかりでまだ環境に慣れていない場合には物陰に隠れるようにじっとしていることがあります。

そのような時には水槽の周りにあまり近づかずそっと見守ってあげましょう。

ここまでの話は金魚を取り巻く環境による問題ですのでさほど心配することはありません。

ここから先の原因は金魚の体調不良や病気の話になってしまいます。

やはり金魚も体調が優れなければじっとしていることが多くなるものです。

金魚が体調を崩す原因として考えられるものをいくつかあげてみましょう。

  • 餌の量や与える時間が適正ではない
  • 水質が悪化している
  • 水温が適温ではない
  • 水流が適正ではない
  • ストレスの蓄積
  • 金魚の老化

与える餌が多すぎると金魚は消化不良を起こし体調が悪くなってしまうことがあります。

また夜間に冷え込む時期などは餌を与える時間帯にも気をつけなければなりません。

水質の悪化ももちろん体調不良を起こす原因となります。

餌を与える量が多すぎると金魚の消化不良だけではなく、水質の悪化も早めてしまいます。

定期的な水換えをしっかり行いましょう。

金魚は変温動物なので水温によって体温も変化します。

低いと冬眠に入って動かなくなりますし、高すぎると夏バテを起こしてしまうこともあります。

冬眠状態ならそれほど心配はいりませんが、水温が高すぎる場合には高水温対策が必要になります。

水流が強すぎることも金魚が弱ってしまう原因となることがあります。

琉金やピンポンパールなどのような体型をしている金魚は特に泳ぎが得意ではないと言われています。

水流が強すぎると泳ぎ疲れて疲弊してしまい、体調を崩すことがあります。

金魚の様子をよく観察しながら水流を調整してあげましょう。

ストレスが原因で水槽の底で動かなくなることもあります。

金魚は大きな環境の変化などでストレスを感じた場合は活動量を抑えることでストレスに耐えて乗り越えようとします。

この場合は水槽を叩いたりせずにそっとして置いた方が良いでしょう。

また、他の金魚にいじめられているような時にも強いストレスを感じてしまうものです。

金魚同士のいじめがある時には水槽を分けてあげて様子を見てみましょう。

金魚の寿命は約10年~15年と言われていますが、歳をとると加齢により浮き袋の機能が老化して水面に上がることができなくなってしまうこともあります。

老化による問題はどうすることもできないので沈水性の餌を与えるようにしましょう。

金魚が逆さまにひっくり返って沈む

水槽の底にじっとして沈んでいるだけでも心配なのにひっくり返るように沈んでいる姿を見つけたらそれこそびっくりしてしまうはずです。

金魚がお腹を上に向け、逆さまにひっくり返って沈む場合には転覆病の可能性があります。

金魚はお腹の中にある浮き袋と呼ばれる器官で浮力やバランスを保っています。

お腹の中のガスの排出や調整が上手くできずに体内にガスが溜まって、浮き袋の働きが悪くなることがあります。

そうなると浮力と平衡感覚の調整ができなくなり、転覆するような症状を起こしてしまうことがあります。

転覆病は完治が難しい為、とにかく予防が大切です。

沈んで動かない金魚の治療は?

色々な問題を見直しても金魚が沈んで元気がない場合には自分でできる治療法として以下のものがあります。

  • 絶食
  • 塩浴
  • 薬浴

絶食とは少しの間餌やりをしない方法です。

消化不良による体調不良の場合、この状態で餌を食べさせることで二次的な消化不良を起こす可能性もあります。

金魚は少しの間餌を与えなくとも餓死することはない為、一時的に餌やりを中断することで改善することもあります。

塩浴とは塩水による金魚の体調管理方法です。

薬浴とは市販の薬品を水槽に入れて泳がせる方法です。

薬品を使用することで金魚に有害となる寄生虫や細菌を死滅させます。

金魚の症状によって薬品にも種類があるので適した薬品を選ぶようにしましょう。

これらの治療法を試すことで金魚が元気を取り戻すことがありますので状況に応じて行なってみると良いでしょう。

金魚が沈む・逆さまになる原因と治療まとめ

  • 病気ではなく睡眠や冬眠が原因で沈むことがある
  • 餌の与えすぎによる消化不良で沈むこともある
  • 金魚が逆さまになってしまうのは転覆病などの病気が関係している可能性が高い
  • 水質の悪化による体調不良で沈むことがある
  • 水温の変化にも注意が必要
  • 状況に応じて、絶食、塩浴、薬浴等の治療法を試してみる

今回は金魚が底に沈んで動かなくなる原因と治療法についてご紹介しました。皆様の金魚飼育の参考にしていただけると幸いです。

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