らんちゅう初心者が最初に選ぶべき一匹はどこで見分けるべき?

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らんちゅう初心者が最初に選ぶべき一匹はどこで見分けるべき?

らんちゅうを初めて手にする際、多くの人がまず戸惑うのが「どこで何を見ればいいのか」という点です。

金魚の一品種と言ってしまえばそれまでですが、らんちゅうは他の金魚とは鑑賞の仕方そのものが異なります。

多くの金魚は横から眺めるのが一般的ですが、らんちゅうは主に上から見る「上見(うわみ)」にて鑑賞します。

この上見という視点を念頭に置いた上で一匹を選ばないと後から「なんか思っていたのと違う」となりやすいので、最初から見る目の基準を持っておくことが大切です。

観賞用か品評会用かで選び方が変わる

まず前提として、らんちゅうには大きく分けて「観賞用」「種用」「品評会用」という用途のちがいがあります。

品評会用に選別されたらんちゅうは、品評会で評価される上からの見た目の良さや姿形が兼ね備わっているので、より深くらんちゅうにこだわる方におすすめです。

反対にまだ飼育をはじめて間もなかったり、自分だけで楽しむだけであれば、色や柄といった好みを中心にして選んでみるのもおすすめです。

初心者であれば、最初から高額な品評会用の個体を購入する必要はまったくなく、まずは自分の目に映る「可愛い」「好きだ」と思える一匹を選ぶことが、長く楽しむための第一歩になります。

泳ぎ方で健康状態を見極める

個体の良し悪しを判断する上で、実は一番わかりやすいのが泳ぎ方です。

魚が頭を下に沈めていたり、頭を上げていたりしていないか確認しましょう。

泳ぐ際に極端に頭を下げたり、極端にあげたりしている個体は避けた方が良いです。

特にネット通販で選ぶ場合は、写真だけでなく動画をよく確認することが重要で、泳ぐ姿を実際に目で見ることが健康状態の判断材料になります。

店頭で直接購入する場合も水槽の中をしばらく観察してから決めるのが理想的です。

味のあるらんちゅうは泳ぎも柔らかく軽やかで躍動感があります。

尾の良し悪しは、遊泳時に水を切って泳ぐか、かきまぜて重い泳ぎになるか、でも見分けます。

泳ぎが重たく水をかき混ぜるようにしか動けない個体は、尾型に問題がある場合が多く、後々の成長にも影響が出やすいです。

頭・胴・尾のバランスを全体で見る

らんちゅうの体型は、頭(かしら)・胴体・尾の三つのバランスで評価されます。

らんちゅうの長い・短いは絶対値ではなく、頭・胴・尾のバランスによる相対的な観点で判断されるため、魚の全体を見ることによって長い・短いが決まります。

現在のトレンドは中長手(ちゅうながて)、つまり長すぎず、短すぎずが良いとされています。

背なりが尾まで全体的に滑らかになっているものが良いとされます。

背なりより背下がりが上がってしまっている個体は「尻上がり」や「腰が立っている」と言われ、泳ぎの不良にもつながります。

背中のラインは横から確認できる重要なチェックポイントで、初心者でも比較的見分けやすい部分です。

また、尾については尾肩の左右の付き方に偏りがなく、張りすぎずふわっとしている(前がかりがある)のが良いとされます。

尾肩が良いと泳ぎも良くなります。

左右のバランスが崩れている個体は、成長とともに泳ぎのクセが強くなることがあるため、最初から左右均等なものを選ぶと安心です。

ウロコの並びと体色にも目を向ける

体型ばかりに目がいきがちですが、ウロコ並びは特に大切で見落としてはならない部分です。

肌合いが美しく上品であかぬけた魚になるには、ウロコ並びは大切なポイントです。

背中の部分がギラギラ光って見えたり、腹廻りに大きなウロコがあったりと背の上の部分と腹の下のウロコの大きさがかなり違っていたりすることがあるのです。

できるだけ一定であった方が品位・品格が保たれます。

色柄については好みで選んでかまいませんが、色や柄などはあくまで呼び名であり、品評会では審査規定外となります。

何がきれいかという明確な基準はなく、完全に個人の好みに依存するものです。

一般的にはやはり更紗が好まれています。

更紗とは赤と白が混ざった模様で、個体によって柄のパターンが一匹ごとに異なるため、自分だけの一匹を選ぶ楽しみがあります。

購入場所によって個体の質が大きく変わる

どこで買うかによって、入手できる個体の質は大きく異なります。

ホームセンターやペットショップには1尾100円といった格安のらんちゅうが販売されていることがあります。

一方、らんちゅう専門サイトや専門販売店ではお値打ちのものでも数千円からの販売となっています。

この価格差には明確な理由があります。

多くのらんちゅう専門店では、稚魚の段階から、ある程度の成長まで選別を重ねて、一般的にいわれる”ハネ魚”ではない、見どころがあるらんちゅうのみを取り扱っています。

一匹数百円の格安らんちゅうの場合、この選別作業が行われていないことがほとんどで、ハネ魚が混じっていることもあります。

初心者だからこそ、最初の一匹はできれば専門店や信頼できるブリーダーから購入することをおすすめします。

自家生産を経験している販売店は、らんちゅうの扱い方が非常に丁寧で、到着まで元気でいられる状態かどうかを見極めることができますし、梱包においてもその方法が健康状態を維持できるものになっていることが多いです。

最初の一匹が健康であることが、飼育を継続する上での最大の条件になるからです。

わからないことは遠慮なく聞く

どれだけ情報を仕入れても実際に目の前の個体を判断するのは慣れが必要です。

ご自身で見極めがつかない場合は直接メールや電話などでお問い合わせてみると良いでしょう。

わからないことは、お店に迷惑にならない程度にとりあえず聞いてみることで、より期待通りのらんちゅうを購入することに近づきます。

専門店のスタッフやブリーダーはらんちゅうへの情熱が深い人が多く、初心者の質問を丁寧に受けてくれる場合がほとんどです。

最初の一匹選びを通じて、そうした人との繋がりを作ることもまた、らんちゅうという趣味の醍醐味のひとつといえるでしょう。

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