らんちゅうの病気?動きが鈍いと感じたらまず確認すべき点は?

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らんちゅうの病気?動きが鈍いと感じたらまず確認すべき点は?

らんちゅうを長年飼い込んでいる愛好家の間では、「らんちゅう飼育は病気との闘い」という言葉がよく聞かれます。

多くの改良を重ねてきたがゆえに一般的には虚弱になっているのも事実であり、水質にとても敏感で、少しでも水が悪くなったりすると体調を崩しやすいのがらんちゅうという魚です。

昨日まで元気に泳ぎまわっていたのに次の日見たら動きがおかしい、もしくは浮いてしまっているといったことが日常的に起こります。

だからこそ、動きが鈍いと感じた瞬間に何を見るべきかを知っておくことが、大切な一匹を守ることにつながります。

水温と季節の変化を確認する

らんちゅうが活動的に過ごせる水温は18〜28℃の範囲で、この水温の範囲であれば活発に泳ぎ餌もたくさん食べます。

この範囲を外れると行動に目に見えた変化が出てきます。

気温が10度以下になると金魚は代謝が低下し冬越しの省エネモードに入り、水温が5度以下になるとほとんど動かなくなり餌も食べなくなります。

こういった状況であれば、動きが鈍いのは生理的な反応であり、必ずしも病気を意味するわけではありません。

一方で夏場の高水温にも要注意です。

水温が30℃を超えた状態が続くと動きが鈍くなったり餌の食いつきが悪くなったりするなど、人間でいうところの夏バテのような症状が現れます。

水温の上昇によって水中の溶存酸素量が減少し、酸欠を起こす場合があるので、鼻上げのしぐさが見られないかチェックすることが必要です。

また、昼間の水温の上昇と夜間の冷え込みによる温度差は、金魚のストレスになってしまうので、冬場はヒーターを入れるといいです。

昼夜の温度差は3〜5℃の範囲に抑えることが望ましいとされています。

エラの動きを観察する

水温に問題がないにもかかわらず動きが鈍い場合、特に注意が必要なのがエラ病です。

体表に病気の症状が出ていないが、なぜか動きが鈍くじっとしている、水温が15℃以上あるにも関わらず動きが鈍い、といった状態はエラ病の可能性があります。

エラ病は体表にはっきりとした病状が現れないため、らんちゅうの様子から判断する必要があります。

症状としては泳ぎの違和感や食欲の低下、えらぶたの動きの異常、水面に浮いているなど明らかに元気がない、鼻上げをするといったことが挙げられます。

健康ならんちゅうは両方のエラを規則正しく動かしていますが、エラ病になると片方のえらしか動いていなかったり、頻繁にえらを動かしたり、逆に両方のえらの動きが低下したりといったことが起こります。

こうした変化を見逃さないためにも毎日の観察の中でエラの動かし方を確認する習慣をつけておくことが重要です。

初期のエラ病の段階では、1匹だけ群れから離れ、すみの方にじっとしているといった様子が見られます。

複数匹飼育している場合は、仲間から離れてぽつんと底に沈んでいる個体がいないかを観察するとよいでしょう。

水質の状態を確かめる

らんちゅうが死亡してしまう最大の原因は餌であり、餌を極力控えて魚が随時餌を欲しがっているような状態にしていただければ魚は健康に育っていきます。

また次に重要なのが水質で、水槽飼育の場合は濾過装置をかけていてもらんちゅうはとても繊細な魚なので一定期間で少しずつ水を入れ替える必要があります。

エラ病は水質の悪化により菌などが繁殖して起こる可能性があるため、水換えや濾材、砂利の定期的なメンテナンスによって水質が悪化しないよう努めることが大切です。

金魚は水質の変化に強く環境適応能力も高いので比較的どんな水質にも対応しますが、本来の適切な水質は中性〜弱アルカリ性です。水の汚れなどが原因で水質が酸性に傾きすぎると体調を崩してしまうこともあります。

動きが鈍くなったタイミングで、最後に水換えをしたのがいつか、餌の食べ残しが出ていないかをあわせて振り返ってみましょう。

糞の状態を見る

見落とされがちですが、糞の状態は消化器の健康を映す鏡です。

消化不良を起こすとらんちゅうの身体の中にガスが溜まり、そのガスによって身体のバランスが取れなくなって転覆病を発症すると言われています。

健康ならんちゅうは長い糞をしますが、消化不良を起こすと糞が細切れになります。

また、気泡が混じった浮いた糞や、白っぽい透明な糞が続く場合も消化器系に何らかの問題が起きているサインです。

消化不良を起こしているのが確認できたら、餌をしばらく完全に与えないようにし、消化器官を休ませると症状が改善します。

松かさ病の初期症状としても鱗が少しずつ浮いてくる、身体が膨らんでくる、泳ぎ方が多少鈍くなるといったものが挙げられます。

早い段階で気づくことは難しいかもしれませんが、できるだけ注意して観察することが大切です。

導入直後かどうかも確認する

らんちゅう購入あるあるとして、お店からの移動や環境変化で購入翌日あたりから元気がなくなることがあります。

このような場合は病気ではなく、環境の変化によるストレス反応であることがほとんどです。

新しくらんちゅうが到着してから2週間が最も不安定なときで、2週間で飼育されている水質に魚が慣れれば死んでしまうことなく飼育できるようになります。

また、到着時には分からなくても環境が変わることで細菌が発病する可能性があるため、新しく購入した魚は隔離して一週間ほど様子を見ることが推奨されます。

動きが鈍くなったときの基本的な対処

病気かもと感じた時はまず薬ではなく塩を入れてみることをおすすめします。

一般的に水槽の水量に対して0.3%から0.5%の濃度になるよう塩を入れますが、単純に今の水に塩を加えるだけだと状態を悪化させることがあるため、まず飼育水をきれいな水に変えてかららんちゅうを泳がせ、少し安定してきたら塩を入れるという手順が大切です。

2日ほど様子を見ても状態が不安定なままの場合は、魚の体力なども考えたうえで半分くらいの塩水を捨てて新しい水を足し、その後少量の塩を投入するといったケースが良い場合もあります。

魚が調子が悪く浮いてしまっているのに塩を多く入れてしまうと逆に良くない場合もあるので、この見極めが非常に大切です。

病気の初期症状の場合は早めに0.5%濃度の塩浴をして治療をするようにしましょう。

塩浴で改善が見られない場合は、どのような病気によるものかを慎重に見極めたうえで薬浴を検討することになりますが、病気の種類がわからなければ薬を選ぶことができず、虫による病気なのか、菌による病気なのか、それともウイルス性なのかと迷路に迷い込んでしまうことも多いため、専門店に相談することも選択肢のひとつです。

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